ごはん、みそ汁、ほうれん草の胡麻和え、かぶのぬか漬け、自家製エノキの佃煮、切り干し大根の煮物、ししゃも

バーガーキングが国内急増中 「物件募集」の珍キャンペーンも

毎日新聞 によるストーリー • 1 週

ハンバーガーチェーンのバーガーキングが出店数を伸ばしている。2023年中に国内200店舗を突破。2月からは新たなキャンペーン「バーガーキングを増やそう」を開始する。どんな内容なのか。

 5日から始めるキャンペーンは、店舗数の拡大を世間に呼びかける斬新なタイトルとなっている。実際に店舗として使えそうな空き物件を一般の人から募る企画で、インターネットや街で見つけた物件の情報を専用フォームから投稿してもらう。応募するだけでバーガーキングのクーポンが手に入り、紹介した物件が店舗に決まれば10万円がもらえる。

 物件のオーナーに募集をかけるケースはよくあるが、関係のない人でも応募ができるのは珍しい。バーガーキングとしては出店先を自分で一から探す手間が省ける。早くもSNS(ネット交流サービス)には「近くに誘致したい」「高額特典を狙いたい」といった書き込みが寄せられている。

 バーガーキングには紆余(うよ)曲折の歴史がある。もともとは米国フロリダ発祥。100カ国以上で約1万9500店舗を展開する世界最大規模のファストフードチェーンだ。

 日本には30年前の1993年に出店。撤退や再進出を経て2017年に香港の投資ファンドが運営権を獲得した。新設した日本法人のもとでキリンビール出身の野村一裕氏が中心となり、不採算店舗を閉店し、駅前やショッピングモール内への出店を強化。23年に日本法人の社長となった野村氏は、店舗拡大に向けFC(フランチャイズ)本部を新設した。19年に77まで減った店舗数は、23年末には207に増えている。

 日本ソフト販売によると、23年4月時点の国内店舗数は▽マクドナルド(2951)▽モスバーガー(1281)▽ケンタッキーフライドチキン(1194)▽ロッテリア(308)――。バーガーキングは5番目の位置づけだが、店舗を増やす勢いはライバルを圧倒している。

 拡大路線は今の経営体制になってからのことで、今回の新たなキャンペーンもその一環だ。直火(じかび)で焼き上げる100%ビーフパティに代表される味へのこだわりやボリューム感が人気で、主力の「ワッパー」は英語で「並外れた大きさ」という意味。一般的なハンバーガーの1・4倍のサイズとなっている。

 23年秋には、客や従業員の安全を考えてハロウィーン当日の渋谷センター街店を臨時休業するなど、大胆な戦略や広告がたびたび話題となってきた。

 バーガーキングは店舗を28年末までに600に増やす目標を掲げる。ブランドとしての立ち位置を尋ねると「学校のクラスでいえば『やんちゃだけど、なぜか憎めないヤツ』」とのこと。今後ますます世間の関心を集めそうだ。【嶋田夕子】

▼私事ですが、拙著『粗食のすすめ』のシリーズは累計170万部を超えています。文庫も合わせると??200万部近くになるでしょうか?最初の『粗食のすすめ』は、1995年になります。すでに、30年近くたっています。そして、今、歯科衛生士さん向けの雑誌、『デンタルハイジーン』(医歯薬出版)に連載を書いています。2年の連載もそろそろ終わりに近づいています。考え方から始まり、具体的な提案まで書きます。しかし、24回の連載で、副食(野菜や魚介類など)の選び方などは、わずか1回、その半分しか書きません。いや、書けなくなっています。それより書かなければならないことが山ほどあるからです。

 『粗食のすすめ』レシピ集では表紙の写真でわかるように、季節の野菜や魚介類などの料理などを紹介しています。

 バーガーキングの記事を読み、それらチェーン店の数を見ると・・・・

 30年前はまだ良かった、あるいは最後の悪あがきだったのか?と考えざるを得なくなっています。

 『粗食のすすめ』では欧米化する食生活に警鐘を鳴らしました。しかし。この記事を読んで、この30年は欧米化ではなく、ファストフード化だったことを改めて教えられたように思います。しかもファストフードは、ヘビーユーザをどんどん作り出すことに成功してきた。一体、どこまで進むんだろう?ファストフードの強力な「依存性」に勝つことは容易ではありません。

 しかし、嘆くのは評論家のやることです。これからも、改めて無駄な抵抗をして行こうと思わされる記事でした。