ほうとう(かぼちゃ・大根・ねぎ・にんじん・里芋・三つ葉・卵など)

 ほうとうが抜群にうまい!!なぜなら東京は雪で寒かったからですね。

 私はうどんに限らず、麺類は何でも太い方が好きです。だから、山梨のほうとう、地元の武蔵のうどん、名古屋の味噌煮込みうどん、群馬のお切込みうどんなどが好きです。それプラス、昨日の寒さはよけいに「ほうとう」がうまいと感じましたね。

 それは「うち粉」にあると思っています。たとえば冷たい蕎麦などはゆでてから、水に晒してぬめりを取ります。そのことで、麺が締まり、のど越しも良くなります。うどんも同じです。喉越しにこだわる麺はすべてそうです。ほうとうの場合は、野菜の「具」などと一緒に煮込んでしまいます。そのため、麺に味が染み込むうまさがあります。それプラス、麺がくっつかないようにふっている「うち粉」も煮込んいます。そのため「汁」にとろみがでます。そのことで、冷めにくくなり、いつまでも熱々を食べることができます。それが、昨日の寒さにうまく感じた理由でしょう。ただし、とろみがあるということは、鍋底にくっつきやすいので注意しないと焦げる心配があります。

 日本は北海道から沖縄まで、多様な気候が存在します。それプラス、標高差もあります。地域によって収穫される小麦もさまざまです。だからでしょう。様々なうどんが食べられてきました。長さも太さも色々です。それプラス、「うち粉」の存在も関係しています。ちなみに、我が家で食べた「ほうとう」は国産小麦です。

 雪に「ほうとう」、猛暑に「そうめん」、そこに先人の知恵を感じますね。