舛添氏の専門家批判は傾聴すべきだと思う | 幕内秀夫の食生活日記

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舛添要一さん「職責を果たしていない」尾身会長ら批判「感染者数が増えなければ、人流原因説は壊れる」

 元東京都知事の舛添要一さん(72)が3日、ツイッターを更新。この日、東京都が発表した新型コロナウイルスの新規感染者が161人と減少を続けている現状について「緊急事態宣言が解除された初の週末、凄い人出だ。10月中旬になっても感染者数が増えなければ、人流原因説は壊れる」と指摘した。

 さらに「逆に、8割以上が(ワクチンを)接種したシンガポールで感染再拡大。データに基づいて原因を究明するのが専門家の役割だが、尾身チームはその職責を果たしていない」と、改めて尾身茂会長が率いる政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会を厳しく批判した。

▼橋本元大阪府知事の橋下徹氏も「8割りおじさん」と呼ばれた京都大学の専門家を批判している。大量の死者数が出ると言ったのはどうなのか?私も同感です。アメリカでは新型コロナウイルスによって70万人が亡くなってるにもかかわらず、日本では1万7000人しかいない。相変わらずそのことをきちんと説明した専門家もいない。それにしてもこの感染者数の急激な減少は何なのか?ワクチンの接種が進んだからだという指摘があるが、シンガポールの例を見るとそうとも言えないと思う。

 わからないことだらけだ。そして舛添氏や橋下徹氏が指摘するように、感染症の専門家と呼ばれる人たちは当てになるのか?疑はざるを得ない。

 ワクチンどころかほとんど「薬」と呼ばれるものがない時代にも大規模な感染症が何度も起きている。しかし、いつの間にか「終息」とは呼べないにしても、日常生活は戻っている。なぜか?人口の6割リ、7割りが感染すると、「集団免疫」ができて、収束に向かうという説だ。この言葉を初めて耳にしたのは約40年も前になる。ルネ・デユポスの『人間と適応』だ。名著だと思っている。

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 もっとも印象に残っているのは、近代になって感染症が起きると、「薬(ワクチンを含む)」が開発されてきた。ほとんどの場合、薬が開発されたころにはすでに収束に向かっている例が多い。ある学者は「人類が勝利したのは天然痘だけだ」とまで言い切る。ワクチンの接種が進んで感染者が減少したというのは、疑わしいと思っている。それにしても、この感染者の減少は何なのか?

 一部の人たちが指摘するように、すでに日本人には「集団免疫ができている」のだろうか?理由はわからないが、このまま収束に向かってくれればいいのだが?「理由」は後世の専門家が証明するだろう。