情報過食症の最大の加害者はベニスの商人 | 幕内秀夫の食生活日記

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「食」にかかわる諸々を綴っていきます

 ごはん、味噌汁、ぬか漬け(大根・にんじん)、納豆、焼き秋刀魚、かぼちゃの煮物

 焼き秋刀は冷凍の骨抜きです。オーブンで焼くだけなので便利です。

 少し前は猛暑だったのが、朝晩は涼しいと言うより肌寒く感じるようになってきました。やっと穏やかな秋がやってきたかと思ったら、猛烈な台風16号だそうです。皆様、ご注意ください。

 「疲れにくい体」は玉ねぎで。管理栄養士の厳選レシピ6つ

常備野菜の代表格である玉ねぎに、疲労回復の働きがあることをご存じでしょうか。なぜ玉ねぎが疲れを癒してくれるのか、管理栄養士の原美香さんが解説。おすすめの「玉ねぎをたっぷり使ったレシピ6選」とともにご紹介します。

 玉ねぎを切ると涙が出るのは、「硫化アリル」という成分が原因です。硫化アリルはネギ類やニンニクなどユリ科の植物に含まれる成分で、近年は「血液サラサラ効果」があることでも注目を集めています。

この硫化アリル、じつは「疲労回復」にも効果大と語るのは、管理栄養士の原美香さん。ニンニクは疲れに効くというイメージがありましたが、玉ねぎもそうだとはちょっと意外でした。

硫化アリルはからだの中でアリシンに変化します。アリシンはビタミンB1と結合し、吸収しやすくすることでビタミンB1の効果を高めます

ビタミンB1は糖質の代謝に不可欠です。糖質がきちんと代謝し、エネルギー源として利用されないと、疲労物質がたまり、疲れやすくなります。

(「Diet Plus」より引用)

糖質の代謝がよくなれば、適正体重を維持しやすくなるのも嬉しいところ。気温差もあり夏の疲れが出やすいこの時期は、玉ねぎのパワーでたまった疲労を解消していきましょう。

「疲れにくい体」は玉ねぎで。管理栄養士の厳選レシピ6つ (msn.com)

▼「玉ねぎ」の話のはずが、「硫化アリル」にすり替わり、いつのまにか「ビタミンB1」の話になってしまった。ビタミンB1が糖代謝に重要なのは事実として、おいおい、玉ねぎの話じゃなかったのかいと言いたくなる。そして、そのことに気付かない、これが栄養素士さんの特徴です。

 こう言うのを「ベニスの商人理論家」と呼びます。「契約を守らなかったら、あなたの体から肉、〇キロ切りとってもいいと書かれている。ただし、血をとってもいいとは書かれていない」、血を流さずに肉を切り取ることはできないという話でした。

 それと同じですね。この理論の最大の迷惑をこうむったのは卵でしょうね。私が子どもの頃、卵は「完全栄養食品」とまで言った。「卵パク質」という言葉まであった。やがて、高脂血症などが問題になってくると、卵はコレステロールの塊のように忌み嫌われた。ベニスの商人理論家は、たぶん、卵を食べたらタンパク質だけ飲み込んで、コレステロールは鼻から出せ。と言いたいのだろう?

 まさに情報過食症の最大の加害者はベニスの商人理論家です!!あなたが学んだのは「食品学」であって「栄養学」ではない。これ以上、情報過食所を増やすな!と言う事で、私どもでは「栄養学」を学び直したいベニスの商人理論家のために、通信教育をしています。

 

  あっ、玉ねぎの話でした。普通に食べればいいと思います。ただ、子どもを見ていると生の玉ねぎは好まない。まさに、「硫化アリル」の刺激臭が「食べ過ぎるな」と教えてくれているのでしょう。