新しい出発を予感させる青空 | 幕内秀夫の食生活日記

幕内秀夫の食生活日記

「食」にかかわる諸々を綴っていきます



 今朝は久しぶりに朝から青空です。関東地方も長かった梅雨が明けて、猛暑になりそうです。空を眺めていると、新たな出発にふさわしい8月という感じがしています。昨年、香川県では小中学校で血液検査が始まりました。20数年前、いつかこの日が来ることを予想していました。これは本を書いたり、講演会をしていても間に合わない。なんとかしたい。当時、学校給食を食べている子どもたちは1000万人。ここを活かさない手はない。「食育」などと呑気なスローガンを叫ぶよりも、学校給食の改革こそ急務だ。ただし、学校給食に何を求めればいいのか?当時、今も子どもの健康を抜きにした政治運動。あるいは、どう考えても変わりそうもない運動が行われていました。調べに調べて、求めていくべきは「完全米飯給食」だと考えました。しかも、これは実現可能だ。そこで、東京で大きなシンポジウムを開き呼び掛けてみました。

 


 このシンポジウムをきっかけに、全国に支部ができて約20年。週に4・5回以上、米飯給食を実施する小中学校は約900校から3000校を越すようになってきました。給食が改革された保育園、子ども園の数は把握できないほど増えました。もっとも新しい熊本支部では、たった2回の講演会で、理想的な給食を出す保育園が誕生しました。今日、講演会を主催する島根では、お隣の鳥取を含めて、完全米飯になった自治体、保育園、子ども園がたくさん誕生しました。これから益々変わりやすくなる。と考えていた矢先のコロナウイルス問題です。これはしばらく活動はできない。と考えていたとき知ったのがオンライン講演会です。もしかしたら、これはピンチではなく、チャンスかも知れない。と考えるようになり、今日、初めての講演会になります。今日はお陰様で定員に達しました。しかも、申込者は北海道、青森、秋田、福島、東京、千葉、埼玉、静岡、愛知、奈良、富山、鳥取、島根、広島、香川、愛媛、福岡、長崎、熊本、そして沖縄などです。まさに全国です。参加者の仕事も、医師、歯科医師、主婦が多く様々です。これがオンライン講演会なのかと驚いています。しかも、今日は夜の9時半からの講演です。

 晩酌しないように注意したいと思います。青空の8月、なんとなく新しい出発が始まるような予感がしています。ご報告、お待ちください。