子どもの2型糖尿病の増加 | 幕内秀夫の食生活日記

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「食」にかかわる諸々を綴っていきます



 ごはん、味噌汁、ぬか漬け、筍の土佐煮、焼き厚揚げ

子どもの「2型糖尿病」が増加 家庭でやってはいけないNG習慣とは

Q.糖尿病を予防するために、子どもが控えるべき食品や行動はありますか。

市原さん「食べてはいけない食品はありません。ただ、量や頻度の問題です。たとえば、ポテトチップスやチョコレート菓子などを袋ごと、箱ごと子どもに与えることはありませんか。少しだけ食べるように言われても、子どもは自制ができないことが多いため、過剰に食べてしまうことがあります。1食分ずつ与えたり、小分けになったものにしたりするなど工夫しましょう。また、学校や部活帰りにみんなでお菓子やアイス、菓子パンなどを買って食べることはありませんか。時々であればあまり問題ないですが、高カロリーの間食が続くと、結果として肥満を招きます。これらの行動が癖になって習慣化すると、改善することは子どもにとって難しくなります」

Q.実際にこれまで診療された中で、親の習慣や家庭環境によって子どもが糖尿病になってしまったケースはありますか。

市原さん「親の習慣や家庭環境で子どもが2型糖尿病になるケースがほとんどです。子どもが肥満の場合、家族も肥満であることが多いです。家庭での外食の頻度が高かったり、食事量が多かったりすると、子どもも同じ食生活をすることになり、それが普通のことだと思ってしまいます。子どもだけに食事の改善をさせるのではなく、家族みんなで協力して食生活を見直す必要があることを指導します。もちろん、子どもは成長期であり、必要なカロリーを摂取する必要があるため、食事制限は行わず、年齢に合った食事療法と運動療法で治療します。それでも改善に乏しい場合は薬を使うことになります。

残念ながら、糖尿病は完治する病気ではないため、たとえ症状がなく、血糖値が改善して落ち着いても、自己判断で治療を中断せず定期的に通院することが大切です。子どもの時に通院を中断し、大人になって糖尿病による合併症の症状が出てきてから慌てて病院を受診する人も少なくありません。子どもの糖尿病を予防するために、見直していただきたい家庭の習慣は以下の通りです」

【子どもが糖尿病になりやすい家庭のNG習慣】

・家族が肥満である
・外食の頻度が多い
・カロリーを気にせず大食する
・間食が多い
・お菓子やレトルト食品を箱ごと与える
・学校や習い事の合間に、頻繁に買い食いをさせる
・休みの日はゲームなどをして、一日中座っている

(ライフスタイルチーム)

https://otonanswer.jp/post/13416/2/



▼大人の2型糖尿病は、どちらかと言えば「自業自得」が多いと思いますが、子どもの場合は、この記事が指摘するように「親が作った」と言えるように思いますね。それにしても、「子どもの糖尿病」、そして「糖尿病は内科ではなく外科で診てもらう病気」という言葉を耳にしても驚かなくなってくるのでしょうね。何しろ、アメリカ並みの食事になってきているのですから、子どもの健康問題も同じになると考えるのが普通でしょう。「NG習慣」その通りだと思います。でも、真っ先に上げるべきなのは、「清涼飲料水の買い置きはしない」だと思いますね。いや、子どもの場合は、これを除いて予防などあり得ないと思っています。

 今、全国の自治体でどんどん血液検査が行われるようになっています。その結果がどんどん明らかになってきています。呑気な日本は、まだまだ先だと思っていましたが、「ソーダ税」の導入が検討されるのは、遠い先の話ではないという気がしてきました。

 宜しければホームページもご覧ください。

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