ソーダ税は有効 | 幕内秀夫の食生活日記

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「ソーダ税」で消費4割減=肥満対策でやり玉―米研究チーム

4/29(日) 17:00配信

 

時事通信

 【ニューヨーク時事】甘味飲料に課される「ソーダ税」の導入後、炭酸飲料の消費が4割減少。米ドレクセル大学(ペンシルベニア州)の研究チームが4月にまとめた調査でこんな結果が示された。米国では肥満の元凶として甘味飲料がやり玉に挙げられており、課税による消費の抑制効果がデータで確認された格好だ。
 ペンシルベニア州フィラデルフィア市は17年1月、甘味飲料に1オンス(約30ミリリットル)当たり1.5セント(約1.6円)の税金を徴収し始めた。2リットル飲料の場合、約1ドルの値上げに相当する。
 研究チームは、同市と近郊地域の住民を対象に飲料の消費動向を調査。税の導入から約2カ月で炭酸飲料の消費は40%、エナジードリンクは64%減少した。逆にボトル入り飲料水は58%増え、「課税を機に、糖分を加えた飲料の代わりに水を飲む傾向が顕著に確認された」という。
長期的な動向を検証する必要があるとはいえ、「(肥満対策は)不健康な商品への課税が唯一最善の策」(サマーズ米元財務長官)と訴える人々には追い風となりそうだ。

▼拙著『ドラッグ食』(春秋社)の中で、「砂糖だらけの菓子類には税金を付けないのか?」、「子どもでも口にするものに課税とはいかがなものか?」などという意見もあるが、ソーダ税は極めて有効だし現実的だと書いた。長期的にはどうなのかわかりませんが、どうやら有効なようですね。「砂糖」や「脂肪」を言い出すと、線引きが非常に難しく、議論をするだけで何も変わらないことは目に見えてますからね。いずれ日本でも導入されることになるでしょう。「いずれ」が結構早くなるかも知れませんね。

 ところでゴールデンウイークは、初夏のような季節ですね。熱中症のニュースも流れています。当然、水分が欲しくなります。昨日、駅のホームの自動販売機を眺めていたら、なんと「160円」という文字、高い!!どうして?下のほうの文字を見たら・・・


「ストレート果汁」です。一般に「100%果汁」の物は、「濃縮還元」と表示されています。大量に収穫できる季節に果汁を作り、粉末(あるいは濃縮して)保存して水に溶かしたものです。その際、果物の香りを残すことが難しいため、たいがい「香料」が使われています。
 ストレートは果物そのものを搾るので季節の影響を受けやすい。そのため、高価なものが多いですね。少し前は、いわゆる自然食品店に行かないと買えなかったのですが、今や自動販売機でも購入できるようになったんですね。どうせ飲むならこのようなものにしたいですね。ただし、積極的に飲むようなものではないと思います。砂糖は使われていませんが、飲み過ぎたらきちんと食事ができなくなってしまうことは変わりませんからね。