国産小麦が生きている「むらやま糧うどん」 | 幕内秀夫の食生活日記

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糧(かて)うどん、すいとん、野菜の天ぷら。

 昨日は講演会でした。もしかしたら、これまでの講演会の中で、自宅から最短距離だったかもしれません。電車で行きましたが、自転車で行ったほうが早いのか?悩むほど近い場所の講演会でした。私は立川市に住んでいますが、東大和市で講演会でした。そして、武蔵村山市もすぐそばです。武蔵村山市は「むらやま糧(かて)うどん」が有名です。昼食はその一軒で食べてきました。http://m-udon.com/


 武蔵村山市には結構、「武蔵野うどん」の店があります。「有名」と書きましたが、来店者のほとんどは地元のお客さんで、観光客はわずかだと思います。そして、昨日行った店もそうですが、店舗というとより自宅でやっているような小さな店が少なくありません。

 この武蔵野地域から埼玉、群馬にかけてはあまり米がとれなかったので、小麦が食べられてきました。ふだんは「すいとん」のようなものを食べることが多く、特別な時だけ、手間のかかるうどんを打ってきたのだと思います。それが今も残っています。武蔵野うどんを標榜する店には何軒か行きましたが、そのほとんどが国産小麦です。全国には、うどん自慢の地域は少なくありませんが、ほとんどが輸入小麦粉です。何しろ安い!!ここまで国産小麦に拘った地域はないと思います。「こだわった」と書きましたが、それが「普通」の感覚なのです。

 全国でここまで国産小麦粉が使われている地域はないのではないでしょうか?そして何よりうまい!!!しっかり小麦粉の香りがわかります。所詮、好みは人それぞれですが、我が家に近いからではなく「日本一のうどん地域」だと思っています。

 たしか?武蔵村山市は東京で唯一、電車が通ってない市町村?やや不便ですが、皆さん、是非、東京に来たら行ってみてください。日本のうどんが残っています。