ごはん、けんちん汁、かぼちゃの煮物、蠣と玉ねぎの煮物、かぶともずくの和え物。

寒くなってくるとけんちん汁がうまいですね。


糞便サンプルを提供したドナーが受け取る報酬は、1回で40ドル(約4700円)とかなりの高額しかも週に便を5回提供すれば、さらに50ドル(約6000円)分のボーナスまででる。継続して糞便を提供し続ければ、平均して週に250ドル(約3万円)、1年で1万3000ドル(約155万円)もの額になる。ただし、検査に合格するのは4パーセント。


これはアメリカの話ですが、どうせ毎日排泄するものです。それを買ってくれるなら良い食生活をして良い便を提供しようと考える人がいるのでしょうね。ただし、合格者は4パーセントしかいない。どういう事だ?昨日、紹介した本の一部です。

 

小さくて読めないですね?衝撃的な内容です!!(大きくしてお読みください)

―3歳までには、私たち自身に特有の細菌叢を獲得する。・・・そしてこの期間は、子供時代から思春期、成人期そして老年期まで続く生物学的な営みの土台となる―何かがそれを壊さない限り。―

胎内では無菌だったのが、生まれるとたくさんの細菌が感染する。それはどこで・・・

主に産道を通るときに感染する。ところが帝王切開によって、うまく感染できていない人が増えていることに大きな問題があると指摘しています。実際、自然分娩と帝王切開では細菌叢がかなり異なることがわかっています。その他、上に書いてあるのは・・・昔は母親は新生児を舐めてきれいにしたらしいのです。たしかに、動物の母親が赤ちゃんを舐めている映像を目にしますね。細菌叢を繋ぐ行為なのですね。あるいは母親が赤ちゃんにキスすることも、細菌叢を次世代に伝える役割を果たしているのだそうです。母親が咀嚼して赤ちゃんに食べさせることの意味も大きいんですね。

 さて、最大のショックは次の文章です。

食事の影響の研究はこらからだと述べていますが。

―食事の変化も、細菌叢にそれほど大きな影響はない。・・・各人は、まるで指紋のように、独自の細菌叢を有していた。それは食事が変化しても変わらなかった。最近の研究では、植物由来の食物のみ、動物由来の食物のみといった食事の切り替えは、細菌叢に変化をもたらすことが分かっている。しかし、それは食事を変えた期間しか持続しなかった―

 良質な便の提供者として合格するのは、4パーセントしかいないというのも納得です。「糞便移植療法」の記述を調べても、食事のことがほとんど語られていないのも、これなのですね。3歳まででほとんど決まってしまうということです。ただし、良質の細菌叢を持ってる人でも、提供する前日に山ほど焼き肉など食べたら変わるだろうな?使えるのだろうかと思いますね。

 さて、アメリカでは良質な便の提供者があまりにも少ないため、未開の地に生活している人たちの「便」を収集していると言います。1つは、帝王切開が行われていないということがあるのでしょう。そして、もう一つ、上記文章の―何かがそれを壊さない限り―

 私たち文明人は壊されている可能性が高いのです。何かの「物質」が細菌叢を壊している。たぶん?わかる人が多いと思いますね。

 さて、最大のショック!!驚きは明日ということで・・・