人間は通常、加齢とともに血管のしなやかさが失われ動脈硬化が進行します
要因としては、まずバランスの悪い食生活や運動不足、喫煙などが挙げられます。
食事や運動の改善も血管の健康には欠かせませんが、まくらぼでは「睡眠が血管を若返らせる」ことに着目しています
なぜなら、血管をはじめ体の細胞も脳も、寝ている間に修復やメンテナンスが行われるからです
血管の修復やメンテナンスは、寝ている間に「成長ホルモン」と「メラトニン」という
2つのホルモンが分泌されることで行われます。
成長ホルモンは、寝入りばなに多く分泌され、傷んだ毛細血管を修復し、老化や劣化を防ぎます
眠気を誘うメラトニンには、強い抗酸化作用があり、細胞の新陳代謝を促し、活性酸素からのダメージを 軽減して血管の老化を防ぎます。
朝日を浴びてから15時間後に分泌されるため、その時間に寝る準備が整っていることが大切です
さらに睡眠前の入浴で効果が期待できます🛀
お風呂に入ることで、血流が良くなり、血管の内壁を刺激することで、一酸化窒素が分泌されます。
この物質は血管の炎症を抑えたり、血栓の発生を抑制する効果があるため、しなやかな血管をつくるためには欠かせません
また、入浴することで日中に優位だった交感神経から副交感神経へと、 自律神経をスムーズに切り替えることができます。
日中は活動するために、筋肉や臓器など体の中心部に血液が集中していますが、夜は末梢の毛細血管まで血液を流すことで、酸素や栄養、ホルモンなどを体の隅々に送ることができ、毛細血管の修復・メンテナンスが行われます。
質の高い睡眠で、血管を修復・メンテナンスするために、 積極的に入浴の時間を取りたいですね