それではやっと(なげぇよ!と思った方すみません)グノーシス主義の入り口に入って行きます。
前にグノーシスとは知識を表すと説明しました。
それだけに一見捉えどころがない様に見えてしまうかもしれません。
宗教に分類される様に感じる人が多いと思いますが、けっこう雑多だと思うので社会運動としての面もそれなりだと思います。
ただし権力側が統治するにあたっては、好ましくない内容ばかりなので弾圧して首輪をかけ飼い慣らそうとした。
その中である程度反権力として勢力が纏まっていったものなのかな、と言えるのではないかと。
また事前に改めてお断りしておきますが、私は学者でもないし単なる横好きの個人だしそれも古株の新書世代としてでなくネット世代としてなので、色々抜けていることも場合によればあると思います。その際はご容赦を。
グノーシス主義者の側が何故その様な解釈をするに至ったかは、文献や状況証拠を見比べ中立である人に順を追って説明した場合は大概は納得してもらえるんじゃないかと思うのです。固定観念で見ないなら。
大概の人がグノーシス主義と聞いてピンとくるのは多分さっきした話だと思いますが、実はまだまだそんなものではないんですね💧それはまた後で。
個人的にはそれを遥かに上回るほど感銘を受けた話がいくつかありました。
正直言うと、この話になると信者さんには非難されたと思われてしまう話にどうしてもなるからあまり話たくないんです。
でもまあ入り口なのでとりあえずこの話から始め、周辺の話をしていきたいと思います。
今どきの暴露系やニューエイジコミュニティにいる人達は現代の支配者グループを主にDSと言うことが多いようですが。
これがグノーシス主義になるとこれらはギリシア語でアルコン( Αρχων )と呼ばれます。
アルコンとはおおむね支配者の意味で低次元の霊的存在や低位の神とされ、古代ギリシアでは実際に最高官職を意味してた様です。
そしてグノーシス主義者によると主席アルコンが聖書の神とされています。
主席アルコンが他のアルコンを生み出していった。
主席アルコンは社会的な数々の陰謀の背後にいる主犯といったところで、カーテン裏の男と言った方が妥当か。
これはグノーシス主義者にはヤルダバオトやデミウルゴスと呼ばれています。
その二つの名は実際には別人を指しているのかもしれません。実際に聖書の神は唯一神と自称しながら二人いるとの説があります。(ヤハウェとEL)
そしてこの存在はトリックスターと位置付けされています。
トリックスターというのは単なる嘘つきでなくて、世界を嘘で囲ってしまうくらいの存在で…つまり強力です。
老人相手に電話をかけまくって、オレオレ言っている人やフィッシングメールを送り付けている様なのとは訳が違います。
昔、システム金融という言葉が有名になりましたが、スケールを小さくするとあんな感じになると思います。
カモが見聞きして向かう先、全ての解釈を先に虚偽で囲ってしまいます。
トリックスターに関してはカール・ユングが精神分析として取り上げてます。長くなる気がするので後でやります。
でもって、アルコンはヤルダバオトに作られた存在で人間の不幸を何より好むそうな。
それも裏聖書と言える初期キリスト教と言えるグノーシス文書の一部を見ると筋が通ります。
その解釈によると…元々人間は奴隷として仕えるためなのか、単純に利用するつもりでヤルダバオトが作ったとされます。
要は家畜です。
でも作ったのは器の方で、要は私達の肉体です。そこに本物の神から発せられる光を閉じ込めた。
肉の器に精神や魂に相当するものを閉じ込めることで人間ができたという解釈。
ちなみにヤルダバオトは創造主と名乗りはするけど本当の世界をコピーして劣化した物質世界を作っただけの偽の神で、真の神という存在が別にいて、この宇宙そのものがその真の神による一つの意識の表れであり、聖なる者もアルコンを含めたダークサイドも全てはその真の神が二元性の結果創造したとされています。
いくつか呼び名がある様なのですがとりあえずはその内の一つでモナドと呼びます。
グノーシス主義者にとって真の神であり全ての根源なのですが、テーマをまたぐからそれもまた後で。
で、直接作られたというか閉じ込められた人間が聖書にでてくるアダム。
そしてしばらくしてヤルダバオトはアダムが自分より強力な存在だと気付きます。
当然に激しく怒る。
その結果として、人間を物質世界の一番深い所に投げ捨てた。
そこ投げ捨てられたところにある刑務所みたいなのが実はエデンの園。ナグ・ハマディ文書の中のアダムの黙示録にその辺りがあるはずです。
(私はこの話を聞いた時にスマートシティがよぎりました)
また、聖書の神は嫉妬深い神として有名です。また神になろうとすることを罪だと言っています。そして知恵の実を食べるな、と。
私は何か物事を推し量る時には、まず飾り付けを取っ払い仕組みをやその結果を見る様に心がけてます。実際できているかどうかは別として。
この唯一神を自称する存在のやっていることを飾りを取って見るなら、永遠の服従と私達が無知であることを望んでいる、とはっきり言えます。
信仰というのは体のいい服従です。
グノーシス主義者は知恵による開放や上昇を求め、自称の唯一神は知ることや知恵を付けることを罪だと主張する訳です。
とりあえず長くなりそうなのでこの辺で。一旦切ります。
まずですが、私の言っていることも紹介したこともそのまま信じないでもらいたいな、と思ってます。
これは一つの尺度なので、自分の身の回りや形而上で世の中を見た時に今までの秤だと答えがでなくて保留になっていた話などそれぞれあるかと思います。
できればご自身で測り、そして納得してください。でなければ意味がないとも思います。
グノーシス主義にでてくる話は、だいたい知っている常識とされることとは逆です。
だからトンデモ話として受け取る人が結構いると思うのだけど、その世の中の常識を管理しているエリートグループが都合のいい話だけ誤解する様に伝えている実態に気付いた人はもう結構いるはずです。
それってトリックスターっぽくないですか?
軍隊の様に命令系統に沿って、劇場世界を公演している感じです。
主犯は明らかにオオカミ少年みたいなのもので、頭の回転は速いが嘘を付かずにはいられない。
そういう性質を持っている様に見えます。
一寸の虫にも五分の魂で蚊とかダニとかを潰してしまうことを躊躇した経験ありませんか?
そんなあなたは生来優しいのだと思います。でもその優しさは絶対に伝わらず、遠慮なく血を吸ってきますね💧彼らにはその選択しかないです。
性格が単なる癖であれば心掛け次第ではなんとかなるけど、それが生来の気質であればそれは生涯変わらないものだと思います。
嘘をつかずにはいられない存在がしつこく付きまとってきたら、みんなどうします?
今の現実がそうだと思いますよ。
最後に他のサイトで紹介されていた、なるほど!と思った話。
「神は悪を阻⽌する意志はあるが、能⼒はないのか︖その場合、神は全能ではない。能⼒はあるが、意志はないのか︖ その場合、神は悪意がある。神には能⼒と意志の両⽅があるのか︖では、悪はどこから来るのか︖神は能⼒も意志もないのか︖では、なぜ彼を神と呼ぶのでしょうか︖」 エピクロス 紀元前 341 〜 270 年
当時から今と同じで特定のグループが支配者層を牛耳っていたとのでしょうかね?
何となくそう聞こえます。
こちらは聖書から
「わたしは光を作り、闇を作ります。わたしは平和を作り、悪を作ります。主であるわたしがこれらのことをすべて⾏います。」 -- イザヤ書 45:7、聖書、欽定訳聖書
私的にはここ数年の主に白人文化のオルタナティブメディアで、詳細な状況証拠を揃えて私達の味方のように情報提供してくれている中で、締めとして神に頼りましょう、信仰を取り戻しましょう、神への信仰を強く持つことが霊的な戦いです。
みたいに誘導してくる人達を危惧してます。
トランプの件で懲りててくれればいいけど、生来の嘘つきというのは人に合わせた嘘をつきます。