ちょっと前、10月の後半の日曜、昼下がり。
柴又駅前を通りかかると聞こえてき伸びやかな歌声。
見れば、3人の男が次々と昭和歌謡を演奏している。
ウッドベースとアコーディオン、
そしてひときわ目を引く昭和歌謡コスプレのヴォーカル。
東海林太郎風っていうんでしょうか?
ビシッとオールバック。丸めがね。これでもかの白塗り。
何より歌唱法が完全に、やりすぎなほどに昭和であり、
大きくを口開けて
日本語をかみしめるように、朗々と歌い上げる。直立不動で!
そのあとも、「紅いリンゴにくちびーるよーせてー」とか
「わっかくあかるいうたごえにー」とか、もうどんどん歌う。
すんばらしいっ!
柴又という場所柄もあって、妙にハマッてて。
最初はまばらだった観客もどんどん増えて。
さぞかし駅前の寅さんも良い心持ちだったんじゃなかろうか。
「兄さんたち、いい声してるねぇ! 俺ぁ聴き惚れちまったよ」
とかなんとか(笑)
で、この人たちが何者なのかよくわからず帰ってきたのですが、
ネットを探したら、映像がありました。
浅草でやったときのものみたい。(編成は少し違ってるようだが)
でも結局ユニット名とかはわからず。
また見たいなぁ。
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