野浪まこと とりあえずofficialなblog 「男はけっこうツライよ」

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柄にもなく恋愛本を書く男のブログ。趣味はボクシング観戦。隠れ寅さんマニア。
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なんなん、吉良大弥。こんなに素晴らしい選手だとは知りませんでした。

ほんとにキラキラダイヤモンドだったんだな!! あんまり驚かせないでくれよ。

 

 

正直あまりよく知らなかった。もっと打たせるありがちな日本人ホープかと思ってた。

ところが、初回から攻撃的なのにディフェンスがいい。というか距離感が冴えている。素早いバックステップでカニサレスの大振り(だがすごく恐ろしい大振り)を空転させる。

たまたまじゃなくて次も空転させる。またさせる。今度はガードで受ける。貰わない。自分だけ当てる。

重心後ろにL字ガードで距離を測りながら、。ワンテンポあけた左フックぶち込んだりする。

6回ちょっと相打ち状態もあったけど、

7回気を取り直し自分から行って、次にちょっと距離取って、芸術的な左フックズドン。

カニサレス後ろに吹っ飛ぶ強烈なダウン。立ちあがろうとするも足がおぼつかず後ろにおおきくよろめいたところで

レフェリーがたまらずストップ。

 

7回TKOで世界王者に!!

 

 

 

 

 

出色のテクニカルかつスペクタルなボクシングを、たった5戦目のボクサーがやったのだ。

相手はあのカニサレスなのだ。2度世界王者に輝き、ちょっとまえにあの寺地拳四朗をあと一歩まで追い詰めた百戦錬磨なのだ。

手練中の手練を5戦目の若造が蹂躙する。

わけがわからん。

 

兎にも角にも令和の日本ボクシング界はいい意味で「どうかしている」。

 

10年に一度、いや100年に一度みたいな才能が、毎年いや3ヶ月に1回ぐらいの割合で登場している。

第一次はWOWOW革命で、第二次は井上尚弥シンドロームで、その結果のキラキラ量産体制。(なのかな?)

この日の前座の藤木勇我もすごい。その先をいく堤駿斗・麗斗兄弟。

以前このブログでも取り上げた坂井優太、

片岡雷斗・叶夢兄弟、

まだ1戦しかしてないけど中山聖也(異次元です)

ありえない選手がどんどん出てくる。大橋ジムと志成ジムに偏ってるのはなぜなのか。

いやいや老舗の帝拳には千手観音・坪井智也がいるし!!!

関西の伊藤千飛(せんと)もいい!!

 

このダイヤラッシュというかゴールドラッシュ、

うれしい悲鳴のボクシングファンの楽しみはどんどん増えるよなぁ!

 

The DAY  やがて伝説になる日。

 

あれから1ヶ月。

震える激闘の余韻さめやらず。

敗れてなお輝きを増した漢の勇姿

 

中谷潤人。

YouTubeで入場シーンを漁ってはいちいち心震える。

ボクシングにおける入場シーンは一つのハイライトだ。

 

これまで個人的最高の入場シーンは、1995.12.19 竹原慎二がホルヘ・カストロに挑んだ後楽園ホール。

 

 

ジョー山中の生歌「熱いレボリューション」に乗って登場した、鬼気迫る、だが顔面蒼白の、ヒリヒリした眼差しがたまらなかった。

 

それを上回るのが出てきてしまった。

 

2026.5.2 東京ドーム。

長渕剛の「神風特攻隊」と、それを彩る青白い炎とともにリングに向かう漢の姿、

すぐ後ろに続く実弟の眼差し、

リングサイドで両親と交わした誓いのグローブタッチ、

東京ドームのの5万の観衆はもちろん、配信で見ていた100万のビューアーの心を遠慮なく持って行ったはずだ。

 

震えた。最高だった。

優しげな好青年の奥底に潜むキラーインスティンクト、

絵になる、なんて陳腐な表現で語ることを拒むような、体全体が真剣になったような佇まい。

 

痺れた。

 

YouTubeで何回もいろんな動画をいまだに見てる。