野浪まこと とりあえずofficialなblog 「男はけっこうツライよ」

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柄にもなく恋愛本を書く男のブログ。趣味はボクシング観戦。隠れ寅さんマニア。
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The DAY  やがて伝説になる日。

 

あれから1ヶ月。

震える激闘の余韻さめやらず。

敗れてなお輝きを増した漢の勇姿

 

中谷潤人。

YouTubeで入場シーンを漁ってはいちいち心震える。

ボクシングにおける入場シーンは一つのハイライトだ。

 

これまで個人的最高の入場シーンは、1995.12.19 竹原慎二がホルヘ・カストロに挑んだ後楽園ホール。

 

 

ジョー山中の生歌「熱いレボリューション」に乗って登場した、鬼気迫る、だが顔面蒼白の、ヒリヒリした眼差しがたまらなかった。

 

それを上回るのが出てきてしまった。

 

2026.5.2 東京ドーム。

長渕剛の「神風特攻隊」と、それを彩る青白い炎とともにリングに向かう漢の姿、

すぐ後ろに続く実弟の眼差し、

リングサイドで両親と交わした誓いのグローブタッチ、

東京ドームのの5万の観衆はもちろん、配信で見ていた100万のビューアーの心を遠慮なく持って行ったはずだ。

 

震えた。最高だった。

優しげな好青年の奥底に潜むキラーインスティンクト、

絵になる、なんて陳腐な表現で語ることを拒むような、体全体が真剣になったような佇まい。

 

痺れた。

 

YouTubeで何回もいろんな動画をいまだに見てる。

 

 

一度のダウンもなかったのに、背筋は凍り血は煮えたぎったトンデモネー試合。

今年の日本ボクシングはやべー試合しかないと思っていたが、さらにこの試合はやばかった。

 

え。いきなりいくの?

WBC王者・中谷潤人は様子見ナッシングで火力マックス。右ジャブからの左アッパー連打で

IBF王者を飲み込みにかかる。おお。西田凌佑だいじょうぶか?

だが西田、すぐに状況分析し自らのミッションを思い出す。

左ボディ小さくいやらしく左ボディ。距離が詰まっても逃げない。むしろ近距離での勝負を想定していたか、ビッグバンに平気でカウンターぶちかます。ブラックホールはマジだった。

 

だがだが中谷、西田の健闘を引き出しつつも地力の差を見せる。少しずつだが確実に上回る。ダメージを与える。

(バッティングとのことだが)大きく右目を腫らした西田。このままじゃ止められるか。
7ラウンド開始に応じられない西田。

眼が無理か、と思ったらなんと右肩の脱臼。たしかに西田もらしくないぐらいに“振ってた”。

 

あっけないような、だがビッグバン中谷の恐ろしさは十二分に見せつけられた一戦。

この人今でこそ「ビッグバン」名乗ってるけど

もともとのニックネームは“愛の拳士”だ。

そんな中谷が慈愛に満ちた笑顔で言った。

 

「もうすぐ行くので、待っていてください」

 

意訳するまでもなく「待ってろ井上」。満面の笑顔でだよ。

超こえー。

 

 

もう楽しみすぎるでしょう井上尚弥VS中谷潤人。

 

最後になったけど、今日の西田凌佑の戦いぶりには感動したよ。

1ラウンド終了時からもう泣けてきたよ。

まだやめるなよ。やめないでくれよ。

 

 

実は一番好きなバンタム級ボクサーはWBA“休養”王者の堤聖也なのですが、

ゲストで出てた彼がこの試合に興奮して「これぞボクシング!」と口走った。

そういう試合だった。

 

愛すべき拳士たち。あなたたちをずっと見続けていこうと誓った。もう何百回誓ったかわかんないけど

また誓ってしまったのです!