ワイン: イタリア(ヴェネト)の白(ピノ・グリージョ)、2021年
音楽: A HYMN FOR THE WORLD / 地球賛歌
Live in Tokyo 1988 / 東京ライヴ 1988
本日のテーマは、『 クラシック音楽×声 』です。
特にヒネリもなく、随分と地味な感じのテーマになってしまいました…
1枚目のCDは、A HYMN FOR THE WORLD / 地球賛歌 です。
このアルバムは、1997年8月の「世界青年の日」にパリで行われた、ローマ
法王ヨハネ・パウロ二世の「特別ミサ」と野外コンサートを記念し、同内容の
曲目を録音されたものです。
コンサートは上述通り8月にパリで実施されますが、このアルバムは、これに
先立つ5~6月に、ローマで録音されたものとなります。
歌姫チェチーリア・バルトリ、テノール歌手アンドレア・ボチェッリ、指揮者の
チョン・ミュンフンという、とても豪華な顔ぶれのものです。
バックを支えるのは、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・合唱団です。
全16曲収録されており、その中から3曲、厳選して紹介してまいります。
では、まずは2曲目「神なる主」から聴いてみましょう。
原題は「Domine Deus」で、ヴィヴァルディが作曲した「グローリア」から、
ソプラノ、オーボエ、チェロとオルガンのための曲です。
ラルゴの叙情的なメロディに乗せた、バルトリによるソプラノのアリアです。
https://www.youtube.com/watch?v=tLHGI3f86vM
次は、6曲目「アレルヤ」です。
モーツァルトが作曲した「エクスルターテ・ユビラーテ」から、ソプラノ、混声
合唱、管弦楽とオルガンのための曲です。
神を賛美する曲を、バルトリが活き活きとした声で歌い上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=t-FPRn_4gSY
最後は、12曲目「アニュス・デイ」です。
ビゼーが作曲した「アルルの女」第2組曲に含まれる「間奏曲」が原曲です。
歌詞を伴わない管弦楽曲に対し、歌詞を付けた声楽編曲版によるものです。
厳かで神々しいメロディに、ボチェッリの声がうまく溶け込んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=5cZUkRCULVg
2枚目のCDは、Live in Tokyo 1988 / 東京ライヴ 1988 です。
ニューヨークに本拠地を持つメトロポリタン歌劇場の2度目の来日となった、
1988年6月4日の公演を収録したCDです。
ソプラノにキャスリーン・バトル、テノールにプラシド・ドミンゴという、超
大物スターと、指揮にはジェイムス・レヴァインという最高のメンバーによる
来日公演となりました。
ヴェルディ、ドニゼッティ、ロッシーニなど、イタリアを代表するオペラの
作曲家の作品の他、グノー、モーツァルト、レハールといった多様なレパー
トリーにより、彩りを感じさせるLIVEになったのではないでしょうか。
CD収録の全9曲のうち、2曲を厳選して紹介してまいります。
まずは2曲目、ヴェルディのオペラ「椿姫」から「奥様…」「どうしたの?」
「僕のヴィオレッタ」と「パリを離れましょう」の場面の曲を聴きましょう。
第3幕での、ヴィオレッタとアルフレードによる掛け合いの場面です。
https://www.youtube.com/watch?v=MHol2JNCarI
最後は、9曲目、レハールの喜歌劇「メリー・ウィドゥ」から「唇は黙って
いても」の場面の曲です。
第3幕で、莫大な遺産を相続した未亡人ハンナと、かつての恋人のダニロに
よって歌われる二重唱です。
https://www.youtube.com/watch?v=m5hVS33CarE
CDですと分からないですが、ダニロ役のドミンゴ、ハンナ役のバトルは、
オーケストラによる間奏の部分では、手に手を取り合って踊ったようです。
如何でしたでしょうか。
今回は、『 クラシック音楽×声 』に関する記事でした!