音楽: SIM REDMOND BAND / シム・レッドモンド・バンド
RAILROAD EARTH / レイルロード・アース
本日のテーマは、『 オーガニック & ジャム 』です。
このテーマをお読みになった方は、有機栽培のイチゴジャムか何か?と勘違いを
されてしまわれるかも知れません…
それはそれで美味しそうなのですが、音楽がテーマなのでちょっと違います…
音楽で言うオーガニックは、人工的・機械的なイメージとは反対の、ナチュラルな
音楽を志向したものです。
音楽で言うジャムは、ジャムセッションという使われ方がその典型になるのですが、
いわゆる即興演奏型のスタイルを指します。
このジャムセッションを重視するグループは、ジャム・バンドと呼ばれます。
1枚目のCDは、SIM REDMOND BAND / シム・レッドモンド・バンド です。
ギター&ヴォーカル、リーダーでもあるシム・レッドモンドを中心に結成された
ニューヨーク州イサカ出身のグループです。
女性ヴォーカルのジェン・ミッド―の優しい声もとても気持ち良い感じです。
ロックのグループですが、レゲエやカリブ系、サーフ系の音楽からの要素も
ミックスされており、全般的にゆる~いサウンドというのが最大の特徴です。
紹介するのは、2006年にリリースされたアルバム「EACH NEW DAY」です。
前作から2年ぶり、メンバーチェンジを経ての5作目となります。
ポップでカラフルなジャケットも、このグループの特徴であり、裏ジャケには
トラが羽根を付けて(?)飛んでいる、ユーモラスな絵が描かれています。
では、全11曲のうち、3曲を聴いてみましょう。
まずは、2曲目「LATELY」です。
優しいメロディ、ツイン・ヴォーカルのハーモニーがとても気持ち良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=mwWOWZvkSAg
次は、7曲目「ALL I EVER HAD」
ホーンが暖かい太陽を連想させ、カリビアンな気持ちに誘ってくれます。
ジェン・ミッド―の声、そして2人のハーモニー、とても素敵な感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=1p_EU_MqKzo
最後は、10曲目「HANSHIN TIGERS」です。
そう、阪神タイガース、という名の曲です。
ここで、歌詞を紹介します!
HANSHIN TIGERS, ICHIBAN!
COME ON, YOU KNOW THEY ARE ICHIBAN!
以上です。
阪神タイガ~ス、イチバ~ン! がやけに耳に入ってきますね!
シム・レッドモンド・バンドが2005年に来日し、大阪の街に立ち寄った際、
ちょうど阪神タイガースがアレした年で、大阪の街は大騒ぎだったらしく、
その風景が印象に残ったため、LIVEの楽屋でこの曲を作り上げたのだそう。
お待たせしてしまいましたが、阪神タイガースの曲、聴いてみましょう!
https://www.youtube.com/watch?v=UMsNvLNFGOw
2枚目のCDは、RAILROAD EARTH / レイルロード・アース です。
2001年に結成された、ブルーグラスの影響を受けたグループです。
ブルーグラス(Bluegrass)は、カントリーやフォークなどの音楽をルーツに、
ロックと融合されたジャンルであり、アコースティックなサウンドでありな
がら、速弾きなどのテクニックや、即興性などが強い傾向があります。
ギター、バンジョー、フィドル、マンドリンなど、ブルーグラスには欠かせ
ない楽器を前面に出し、メジャーにかけ上がってきたグループと言えます。
紹介するのは、2001年にリリースされた、彼らのデビュー・アルバムである
「The Black Bear Sessions」です。
リード・ヴォーカルもいますが彼もギターも弾いてますし、メンバーの殆ど
全員が、何かしらの楽器の他にヴォーカルを兼任しています。
では、全10曲のうち、2曲を聴いてみましょう。
まずは、3曲目「Seven Story Mountain」です。
彼らを代表する曲の1つであり、LIVEでも欠かせない曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=NGUEghuCMgA
最後は、9曲目「Cold Water」です。
ウキウキと楽しげな、弾けるようなリズムの曲です。
中間のソロの部分で、様々な楽器がバトン渡しのような感じで登場します。
https://www.youtube.com/watch?v=qfRAj9BihDw
如何でしたでしょうか。
今回は、『 オーガニック & ジャム 』に関する記事でした!