ワイン: フランス(ラングドック)の赤(メルロー)、2021年
音楽: ビカム
箏座
本日のテーマは、『 竹取物語 』です。
本日のテーマは、竹取物語です。
もちろんのことですが、たーけやーさおだけー、は全く関係ありません。。。
くどいようですが、家具屋とも一切関係ありません。。。
ウィッキー先生によると、平安時代前期に成立した日本の物語で、「現存する
日本最古の物語」とされているようですが、作者や描かれた年代も不明です。
ある日、翁(爺さん)が竹林に出かけ、そこで光り輝く竹を見つけ、竹を割って
みたら女の子がいた、という、どこにでもありそうな話から始まります。
やがて、美しい姫に成長した女の子(かぐや姫)は、5人の貴族から求婚をされ、
それぞれに難題を吹っ掛けるという、拒絶ともとれる意地悪をします。
その後、帝(天皇)からも求婚をされますが、結局はこちらも拒絶。。。
時が経ち、あれよあれよという間もなく(実際にはいろいろあったのだと思わ
れますが…)、かぐや姫は月に帰ってしまいました。
宇宙空間には、酸素もなく、重力もないですが、大丈夫だったのでしょうか…
1枚目のCDは、ビカム です。 B-Come という表記もされるようです。
琵琶の坂田美子、尺八の坂田梁山、琴の稲葉美和ら、日本の伝統楽器のトップ・
アーティストに、シンセサイザーや打楽器を加えた音楽グループです。
紹介するのは、2004年にリリースされたアルバム「今は昔、 ~竹取物語~」
です。
ビカムの2ndアルバムで、日本最古の物語である「竹取物語」が、歌、語り、
セリフをおりまぜた、聴き易い音楽物語として現代に蘇らせた、全16曲の
オリジナルサウンドです。
このCDの音源は残念ながら見当たりませんでしたが、ミニLIVEと思われる
音源(動画)がありましたので、3点ほど、お届けします。
まずは 「4.今は昔 ~ 5.五人の男 ~ 6.石の鉢 ~ 7.玉の枝」に相当する
部分の演奏からお聴き頂きましょう。
合いの手を入れるのは、パーカッション担当の 木村たかのぶ です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ol__tZMRzn4
次は 「8.五色の玉 ~ 9.火鼠の皮衣 ~ 10.燕の子安貝 ~ 11.恋文」です。
坂田美子 と 木村たかのぶ の掛け合いもナカナカおもろいですな…
聴いていくと、良くも悪くも、結構ダジャレも多いことに気が付きますね…
https://www.youtube.com/watch?v=oAEgYgTQeOc
最後は 「12.その日、月輝き ~ 13.天の羽衣 ~ 14.煙立ちて ~ 15.月白み」
です。
物語がクライマックスに向かい、演奏にも熱が入っていくのが感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=ad_zKTPVW0o
2枚目のCDは、箏座 です。
1987年から活動を開始している日本の音楽ユニットで、邦楽器を中心とした
インストゥルメンタルの曲が多いことが特徴です。
メンバーはそれぞれ他のミュージシャンの作品にサポートメンバーとして参加
するなどをされており、個々の技術力が高いことが窺えます。
紹介するのは、1994年にリリースされたアルバム「組曲 竹取物語」です。
現在も在籍中である 木田敦子(箏、十七絃)、野田美香(箏、十七絃)、渡辺峨山
(尺八)の他、現在は脱退している 三宅一徳(キーボード)が参加メンバーです。
アルバムは、全5曲からなり、2曲を紹介してまいりたいと思います。
まずは、1曲目「祝宴」です。
曲名の通り、華やかな幕開けから始まり、和楽器の美しいアンサンブルを聴く
ことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=8OR5h4MOq4c
こちらは、歌やセリフなどはないので、じっくり 音 の世界をご堪能下さい!
最後は、5曲目「昇天」です。
CDの音源より少し短縮されたものとなりますが、かぐや姫が月に帰り全てが
終わった後の静寂の余韻など、十分に竹取物語の世界に浸ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=MLMw9cGpifI
如何でしたでしょうか。
今回は、『 竹取物語 』に関する記事でした!