ワイン: アルゼンチンの白(トロンテス)、2022年

音楽: CACHAITO / カチャイート 

    Cachao / カチャーオ 

 

 

本日のテーマは、『 キューバの名門音楽家一族 』です。

 

 

以前にも紹介をしたことがあるアーティストですが、しばらく聞かない時期が

あると、無性に聴きたくなる時が訪れます。

それはいつ? と聞かれれば、今でしょ! (古っ!…💦)

 

 

1枚目のCDは、CACHAITO / カチャイート です。

 

カチャイートの愛称で知られている方ですが、ORLAND LOPEZ という本名の間に

カチャイートを挟んで、オルランド ”カチャイート” ロペス と呼ばれます。

 

キューバベーシストで、1933年に首都ハバナで生まれました。

本日のテーマで触れているように、音楽家一家の一員として育ったサラブレッドの

血筋の方です。

 

父からベースを学んだ後、地元のジャズバンドや交響楽団で活動、キャリアを

積み、1997年にリリースした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が世界的な

キューバ音楽ブームを巻き起こし、知名度が高まりました。

 

昔、渋谷で、(彼の名前も、どんな音楽かも知らず、フラッと立ち寄った)彼の

来日Liveを観たことが、ワタクシの新たな音楽世界の窓を拡げてくれました。

 

紹介するのは、2001年にリリースされたアルバム「CACHAITO」です。

 

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブベーシストとして活躍をされていましたが、

満を持しての、初のリーダー作品ともなった記念すべきアルバムです。

 

全12曲のうち、3曲を厳選して、紹介させて頂きます。

 

まずは、短いイントロに続く、2曲目「REDENCION」です。

クラシック音楽で用いられることが多いフルートが、随所で活躍します。

 https://www.youtube.com/watch?v=iYL_EjH5JXA 

 

次は、5曲目「CACHAITO IN LABORATORY」です。

実験室のカチャイート、という邦題がついている曲で、DJが参加しています。

 

若手の最先端のミュージシャンであれば、あまり不思議なことではないかも、

ですが、当時70歳近い、おじいさん級のアーティストが、となれば、ちょっと

印象も変わりませんでしょうか…!

 https://www.youtube.com/watch?v=dc-JOE5jWQI 

 

最後は、10曲目「WAHIRA」です。

インスト部分が長く続きますが、後半に差し掛かったところで、ブエナ・ビスタ・

ソシアル・クラブでお馴染み、イブラヒム・フェレールヴォーカルが登場します。

 https://www.youtube.com/watch?v=MeQlFPQzEyc 

 

 

2枚目のCDは、Cachao / カチャーオ です。

 

カチャーオの愛称で知られている方ですが、ISRAEL LOPEZ という本名の間に

カチャーオを挟んで、イスラエル ”カチャーオ” ロペス と呼ばれます。

 

こちらは、先程のカチャイートの叔父にあたる方で、同じくベーシストです。

 

アメリカに渡り、ラテン系ミュージシャンとの交流をベースに、国際的な活躍も

されておられた方です。

 

紹介するのは、2000年にリリースされたアルバム「CUBA LINDA」です。

 

1918年生まれの方ですから、82歳でリリースしたアルバムとなります。

カチャーオカチャイートも、エネルギッシュな血筋の家系なんですね…

 

グロリア・エステファンの夫で、プロデューサーとしても著名なエミリオ・エス

テファン(Jr.)が、エグゼクティブ・プロデューサーとして携わっています。

 

また、同じく同郷のキューバ出身の俳優アンディ・ガルシアもプロデューサーに

名を連ねているなど、かなり豪華な顔ぶれのアルバムです。

ちなみに、彼はボンゴやカウベル、バック・ヴォーカルでも参加をしています♪

 

全13曲のうち、3曲を厳選して、紹介させて頂きます。

 

まずは、3曲目「Redención」です。

カチャイートの項で紹介をさせて頂いた、フルートが印象的な穏やかな曲ですが、

こちらは、バック・コーラスも加わり、ラテン系の熱気を感じさせる曲調です。

 https://www.youtube.com/watch?v=eqF9qC9q5ZI 

 

次は、6曲目「Why? Why Not!」です。

なぜだ? なぜ違うんだ! という意味の曲でしょうか…

歌詞は、 Why? Why Not! だけです…(笑)

 https://www.youtube.com/watch?v=kK1kghuSuzA 

 

最後は、11曲目「Rapsody In Blue」です。

皆様ご存じの、ガーシュウィンの超名曲のカヴァーです。

ちょっとトボけた感じの、チャーミングな曲になっていて、のどかな感じです。

 https://www.youtube.com/watch?v=nLCEYSJhCmU 

 

 

如何でしたでしょうか。

今回は、『 キューバの名門音楽家一族 』に関する記事でした!