音楽: CACHAITO / カチャイート
Cachao / カチャーオ
本日のテーマは、『 キューバの名門音楽家一族 』です。
以前にも紹介をしたことがあるアーティストですが、しばらく聞かない時期が
あると、無性に聴きたくなる時が訪れます。
それはいつ? と聞かれれば、今でしょ! (古っ!…💦)
1枚目のCDは、CACHAITO / カチャイート です。
カチャイートの愛称で知られている方ですが、ORLAND LOPEZ という本名の間に
カチャイートを挟んで、オルランド ”カチャイート” ロペス と呼ばれます。
キューバのベーシストで、1933年に首都ハバナで生まれました。
本日のテーマで触れているように、音楽家一家の一員として育ったサラブレッドの
血筋の方です。
父からベースを学んだ後、地元のジャズバンドや交響楽団で活動、キャリアを
積み、1997年にリリースした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が世界的な
キューバ音楽ブームを巻き起こし、知名度が高まりました。
昔、渋谷で、(彼の名前も、どんな音楽かも知らず、フラッと立ち寄った)彼の
来日Liveを観たことが、ワタクシの新たな音楽世界の窓を拡げてくれました。
紹介するのは、2001年にリリースされたアルバム「CACHAITO」です。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのベーシストとして活躍をされていましたが、
満を持しての、初のリーダー作品ともなった記念すべきアルバムです。
全12曲のうち、3曲を厳選して、紹介させて頂きます。
まずは、短いイントロに続く、2曲目「REDENCION」です。
クラシック音楽で用いられることが多いフルートが、随所で活躍します。
https://www.youtube.com/watch?v=iYL_EjH5JXA
次は、5曲目「CACHAITO IN LABORATORY」です。
実験室のカチャイート、という邦題がついている曲で、DJが参加しています。
若手の最先端のミュージシャンであれば、あまり不思議なことではないかも、
ですが、当時70歳近い、おじいさん級のアーティストが、となれば、ちょっと
印象も変わりませんでしょうか…!
https://www.youtube.com/watch?v=dc-JOE5jWQI
最後は、10曲目「WAHIRA」です。
インスト部分が長く続きますが、後半に差し掛かったところで、ブエナ・ビスタ・
ソシアル・クラブでお馴染み、イブラヒム・フェレールのヴォーカルが登場します。
https://www.youtube.com/watch?v=MeQlFPQzEyc
2枚目のCDは、Cachao / カチャーオ です。
カチャーオの愛称で知られている方ですが、ISRAEL LOPEZ という本名の間に
カチャーオを挟んで、イスラエル ”カチャーオ” ロペス と呼ばれます。
こちらは、先程のカチャイートの叔父にあたる方で、同じくベーシストです。
アメリカに渡り、ラテン系ミュージシャンとの交流をベースに、国際的な活躍も
されておられた方です。
紹介するのは、2000年にリリースされたアルバム「CUBA LINDA」です。
1918年生まれの方ですから、82歳でリリースしたアルバムとなります。
カチャーオもカチャイートも、エネルギッシュな血筋の家系なんですね…
グロリア・エステファンの夫で、プロデューサーとしても著名なエミリオ・エス
テファン(Jr.)が、エグゼクティブ・プロデューサーとして携わっています。
また、同じく同郷のキューバ出身の俳優アンディ・ガルシアもプロデューサーに
名を連ねているなど、かなり豪華な顔ぶれのアルバムです。
ちなみに、彼はボンゴやカウベル、バック・ヴォーカルでも参加をしています♪
全13曲のうち、3曲を厳選して、紹介させて頂きます。
まずは、3曲目「Redención」です。
カチャイートの項で紹介をさせて頂いた、フルートが印象的な穏やかな曲ですが、
こちらは、バック・コーラスも加わり、ラテン系の熱気を感じさせる曲調です。
https://www.youtube.com/watch?v=eqF9qC9q5ZI
次は、6曲目「Why? Why Not!」です。
なぜだ? なぜ違うんだ! という意味の曲でしょうか…
歌詞は、 Why? Why Not! だけです…(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=kK1kghuSuzA
最後は、11曲目「Rapsody In Blue」です。
皆様ご存じの、ガーシュウィンの超名曲のカヴァーです。
ちょっとトボけた感じの、チャーミングな曲になっていて、のどかな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=nLCEYSJhCmU
如何でしたでしょうか。
今回は、『 キューバの名門音楽家一族 』に関する記事でした!