ワイン: アメリカ(カリフォルニア)の赤(ピノ・ノワール)、2017年
音楽: ASIA / エイジア と
EUROPE / ヨーロッパ
本日のテーマは、『 アジア vs ヨーロッパ 』です。
タイトルだけを見たら、何やらスゴイ図式ですね!
政治の話でもなければ、経済の話でもなく、音楽の話なのですが…
1枚目のCDは、ASIA / エイジア です。
アジア に因んだ名称ですが、イギリスのグループで、1980年代から活動を
開始しています。
音楽ファンの中では、いわゆるスーパーグループとして認知されています。
では、一体、何がスーパーなのか…
それは、デビュー当時のメンバー構成にあります。
ヴォーカル&ベースのジョン・ウェットン は、元キング・クリムゾン 、ギターの
スティーヴ・ハウ は、元イエス 、ドラムスのカール・パーマー は、元エマーソン・
レイク・アンド・パーマー 、キーボードのジェフ・ダウンズ は、元イエス という
錚々たるキャリアを持つメンバーによって結成されました。
どうだ! まいったか!! (いえ、まいりません…)
なお、グループ名の ASIA もそうなのですが、デビュー・アルバムから、7作目
のアルバムまで、全て、A から始まり A で終わる単語が選ばれています。
それぞれ、ASIA – ALPHA – ASTRA – AQUA – ARENA - AURA となります。
今回聴いたCDは、『THE VERY BEST OF ASIA: Heat of the Moment (1982–1990)』
というもので、コンピレーション・アルバムによる、いわゆるベスト盤です。
では、2曲目「Only Time Will Tell」から聴いてみましょう!
邦題「時へのロマン」というタイトルもそうですが、壮大な世界をイメージさせる
だけでなく、実際の曲の方も、イントロから壮大な世界観がさく裂しています。
https://www.youtube.com/watch?v=WumAvpwmqzs
次は、5曲目「Wildest Dreams」です。
邦題「この夢の果てまで」というタイトルが付けられた曲で、特にサビの部分など
非常にカッコいい曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PvTimUj8t7s
次は、9曲目「The Smile Has Left Your Eyes」です。
2ndアルバムに収録されていた、邦題「偽りの微笑み」というタイトルの曲です。
優しくもちょっと切なげなメロディを持つバラード曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=DGqRo5obpaQ
最後は、15曲目「Voice of America」です。
1985年に発表された3rdアルバムに収録されていた曲です。
イギリスのグループのエイジア(アジア)がアメリカのことを歌う不思議さ…
https://www.youtube.com/watch?v=aWF6_WnXEVA
2枚目のCDは、EUROPE / ヨーロッパ です。
ヨーロッパの中心国と言うと、どの国を思い浮かべますでしょうか。
ドイツやフランス、それともイギリスでしょうか…
このハード・ロック・グループ、ヨーロッパ は、スウェーデン のグループです。
へぇー って反応が薄いのは、オチがなかったからでしょうか…
但し、ハード・ロックの歴史を語る上で、決して避けることはできないのです。
その理由は、大きく2つ。
1つめは、北欧メタルという新たなジャンルを生み出した創始者的なグループ
であることによります。
2つめは、何といっても「The Final Countdown」の世界的な大ヒットでしょう。
今回聴いたCDは、『ROCK THE NIGHT: THE VERY BEST OF EUROPE』という
もので、コンピレーション・アルバムによる、2枚組のベスト盤です。
では、CD-1から2曲目「Superstitious」を聴いてみましょう。
1988年リリースの4作目『Out Of This World』からのオープニング曲です。
前作『The Final Countdown』のヒットを受けて、キーボードを前面に、コーラス
も加えるなどポップ路線を継承しましたが、商業的には成功しませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=5gU5Vg2JokU
次は、10曲目「Dreamer」です。
1984年リリースの2作目『WINGS OF TOMORROW』からのバラード曲です。
イントロのピアノも最高ですし、メロディもとてもソフトな感じで素敵な曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=JtfkKexDch0
次は、CD-2から1曲目「The Final Countdown」です。
彼らの最大のヒット曲というだけでなく、ハード・ロック史上においても、重要な
位置を占めることになった曲だと言えるでしょう。
いつ聴いても、ミック・ミカエリ のキーボード、痺れますねぇ!!
https://www.youtube.com/watch?v=9jK-NcRmVcw
次は、7曲目「Seven Doors Hotel」です。
1983年のデビュー作から、北欧メタルの幕開けを感じさせる重要な曲です。
疾走感に満ちていて非常にカッコいい曲であり、ソロのメロディも最高です!
https://www.youtube.com/watch?v=CP3W3QmCQeU
最後は、11曲目「Prisoners in Paradise」です。
1991年の5作目のアルバムからのタイトル・トラックです。
往年の北欧サウンドは影を潜め、アメリカ市場を意識した曲調になり、ファン
からの賛否両論を巻き起こしましたが、偏見は抜きで、これはこれで非常に
良い曲だと、ワタクシは思っております!
https://www.youtube.com/watch?v=1eeJID5QeLg
如何でしたでしょうか。
今回は、『 アジア vs ヨーロッパ 』に関する記事でした!