音楽: SIMON&GARFUNKEL/サイモン&ガーファンクル と
Petar Paul and Mary/ピーター・ポール&マリー 。
本日のテーマは、『 超大物フォーク・グループの円熟LIVE 』です。
1960年代に活躍をされた、アメリカのフォーク・グループの紹介です。
その彼らが、21世紀に入ってから、円熟のLIVEを聴かせてくれます。
1枚目のCDは、SIMON&GARFUNKEL/サイモン&ガーファンクル です。
1964年にデビューし、1970年に活動を停止するまで、フォーク・ソングを
代表するデュオとして数々のヒット曲を世に送りだしました。
1990年に、ロックの殿堂入りを果たしました。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」に
おいては、第40位となっています。
今回紹介するアルバムは、2003年のLIVEを収録した『OLD FRIENDS LIVE
ON STAGE』で、CD2枚組の豪華な内容です。
2003年にグラミー賞を受賞し、授賞式では、久しぶりにデュオが復活し、
名曲「サウンド・オブ・サイレンス」を披露しました。
これに伴う、リユニオン・ツアーでのLIVEを収録したものとなります。
なお、2枚組で、収録曲多数のため、一覧表記は割愛します。
では、厳選して、紹介していきます。
まずは、超名曲「The Sound of Silence/サウンド・オブ・サイレンス」を
聴きたいと思います。
アメリカ映画『卒業』の挿入曲として知られております。
この曲のハーモニー、やはり良いですよね。
グラミー賞の授賞式の音源でお届けしたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=z8xWg5kwWR4
次は、「Scarborough Fair/スカボロー・フェア」です。
原曲は、イギリスのトラディショナル(伝統曲)です。
https://www.youtube.com/watch?v=G06a154nLpM
次は、「Bridge over Troubled Water/邦題:明日にかける橋」です。
彼らにとって、最大のヒット曲になった曲で、多くのミュージシャンに
カヴァーをされています。
1番をアート・ガーファンクル が歌い、2番をポール・サイモン が歌う、
3番を2人で歌う、というのが定番になっています。
この曲、やはり鳥肌ものの良い曲ですよね!
演奏後、観客のスタンディング・オヴェーションも納得できます。
https://www.youtube.com/watch?v=1CYtGgKiGj0
最後に紹介するのは、「El Condor Pasa/邦題:コンドルは飛んでいく」です。
南米アンデス地方のフォルクローレ(伝承曲)を代表する有名な曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=MzAfYRk811g
2枚目のCDは、Petar Paul and Mary/ピーター・ポール&マリー です。
男性2人(ピーター とポール )、紅一点(マリー )の3人グループです。
略して、PP&M とも言われます。
PPAPでは無いですからね… (苦笑)
1960年代のアメリカで活躍されたフォーク・グループです。
ヴェトナム戦争に対する反戦メッセージを強く送り出しました。
今回紹介するアルバムは、2010年にリリースされた『Peter Paul & Mary
WITH SYMPHONY ORCHESTRA: THE PRAGUE SESSIONS』です。
マリー は、2009年9月16日に逝去されましたので、ほぼ生前の最後のセッ
ションになったのではないでしょうか。
「DEDICATED TO THE LIFE AND WORK OF OUR BELOVED MARY TRAVERS」
という言葉が、マリー に対して捧げられています。
なお、15トラックありますので、収録曲の一覧表記は割愛します。
では、厳選して、紹介していきます。
まずは、「Puff, the Magic Dragon」です。
彼らの代表曲の1つです。
「パフ」という名前のドラゴンと、ジャッキー・ペーパー少年の物語です。
最後は、ちょっぴり悲しい話なんです…
https://www.youtube.com/watch?v=-4MsMwcOW9c [静止画です]
次は、「Where Have All the Flowers Gone」です。
この曲は、「花はどこへ行った」という邦題で、お馴染みの曲ですね!
https://www.youtube.com/watch?v=qiwTez_nh24 [静止画です]
次は、「Blowin' in the Wind」です。
ボブ・ディラン の曲をカヴァーしたものです。
https://www.youtube.com/watch?v=6VwY-7eQfGE [静止画です]
最後に紹介するのは、「Adagio for Strings」です。
https://www.youtube.com/watch?v=62CgPu9duL4 [静止画です]
この曲は、PP&M の曲ではありません。
バーバー という人が作曲したクラシック音楽で、邦題:弦楽のためのアダージョ
の名前で、良く知られています。
よって、PP&M の声入りではなく、オーケストラのみでの演奏となります。
この曲が有名になったのは、ジョン・F・ケネディ大統領の葬儀で使用されてからで、
その後、訃報や葬儀などでも使用されることが多いようです。
なお、映画『プラトーン』でも、この曲が効果的に使われていました。
この映画は、ヴェトナム戦争の悲惨さや現実を描いたものとして有名です。
この曲が最後に流れるのは、ヴェトナム戦争への反戦の意思を強く持つPP&M
としては、違和感がありませんが、まもなくして、マリー が逝去されたことを
思うと、マリー への追悼歌のような気がしてなりません…
如何でしたでしょうか。
今回は、『 超大物フォーク・グループの円熟LIVE 』に関する記事でした!