ワイン: オーストラリアの赤(シラーズ)、2015年 。

音楽: SIMON&GARFUNKEL/サイモン&ガーファンクル

    Petar Paul and Mary/ピーター・ポール&マリー

 

本日のテーマは、『 超大物フォーク・グループの円熟LIVE 』です。

1960年代に活躍をされた、アメリカのフォーク・グループの紹介です。

その彼らが、21世紀に入ってから、円熟のLIVEを聴かせてくれます。

 

 

1枚目のCDは、SIMON&GARFUNKEL/サイモン&ガーファンクル です。

 

1964年にデビューし、1970年に活動を停止するまで、フォーク・ソングを

代表するデュオとして数々のヒット曲を世に送りだしました。

1990年に、ロックの殿堂入りを果たしました。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」に

おいては、第40位となっています。

 

今回紹介するアルバムは、2003年のLIVEを収録した『OLD FRIENDS LIVE

ON STAGE』で、CD2枚組の豪華な内容です。

2003年にグラミー賞を受賞し、授賞式では、久しぶりにデュオが復活し、

名曲「サウンド・オブ・サイレンス」を披露しました。

これに伴う、リユニオン・ツアーでのLIVEを収録したものとなります。

 

なお、2枚組で、収録曲多数のため、一覧表記は割愛します。

 

では、厳選して、紹介していきます。

 

まずは、超名曲「The Sound of Silence/サウンド・オブ・サイレンス」を

聴きたいと思います。

アメリカ映画『卒業』の挿入曲として知られております。

この曲のハーモニー、やはり良いですよね。

グラミー賞の授賞式の音源でお届けしたいと思います。

 https://www.youtube.com/watch?v=z8xWg5kwWR4 

 

次は、「Scarborough Fair/スカボロー・フェア」です。

原曲は、イギリスのトラディショナル(伝統曲)です。

 https://www.youtube.com/watch?v=G06a154nLpM 

 

次は、「Bridge over Troubled Water/邦題:明日にかける橋」です。

彼らにとって、最大のヒット曲になった曲で、多くのミュージシャンに

カヴァーをされています。

1番をアート・ガーファンクル が歌い、2番をポール・サイモン が歌う、

3番を2人で歌う、というのが定番になっています。

この曲、やはり鳥肌ものの良い曲ですよね!

演奏後、観客のスタンディング・オヴェーションも納得できます。

 https://www.youtube.com/watch?v=1CYtGgKiGj0 

 

最後に紹介するのは、「El Condor Pasa/邦題:コンドルは飛んでいく」です。

南米アンデス地方のフォルクローレ(伝承曲)を代表する有名な曲です。

 https://www.youtube.com/watch?v=MzAfYRk811g 

 

 

2枚目のCDは、Petar Paul and Mary/ピーター・ポール&マリー です。

男性2人(ピーターポール )、紅一点(マリー )の3人グループです。 

略して、PP&M とも言われます。

PPAPでは無いですからね… (苦笑)

 

1960年代のアメリカで活躍されたフォーク・グループです。

ヴェトナム戦争に対する反戦メッセージを強く送り出しました。

 

今回紹介するアルバムは、2010年にリリースされた『Peter Paul & Mary

WITH SYMPHONY ORCHESTRA: THE PRAGUE SESSIONS』です。

 

マリー は、2009年9月16日に逝去されましたので、ほぼ生前の最後のセッ

ションになったのではないでしょうか。

DEDICATED TO THE LIFE AND WORK OF OUR BELOVED MARY TRAVERS

という言葉が、マリー に対して捧げられています。

 

なお、15トラックありますので、収録曲の一覧表記は割愛します。

 

では、厳選して、紹介していきます。

 

まずは、「Puff, the Magic Dragon」です。

彼らの代表曲の1つです。

パフ」という名前のドラゴンと、ジャッキー・ペーパー少年の物語です。

最後は、ちょっぴり悲しい話なんです…

 https://www.youtube.com/watch?v=-4MsMwcOW9c [静止画です]

 

次は、「Where Have All the Flowers Gone」です。

この曲は、「花はどこへ行った」という邦題で、お馴染みの曲ですね!

 https://www.youtube.com/watch?v=qiwTez_nh24 [静止画です]

 

次は、「Blowin' in the Wind」です。

ボブ・ディラン の曲をカヴァーしたものです。

 https://www.youtube.com/watch?v=6VwY-7eQfGE [静止画です]

 

最後に紹介するのは、「Adagio for Strings」です。

 https://www.youtube.com/watch?v=62CgPu9duL4 [静止画です]

 

この曲は、PP&M の曲ではありません。

バーバー という人が作曲したクラシック音楽で、邦題:弦楽のためのアダージョ

の名前で、良く知られています。

よって、PP&M の声入りではなく、オーケストラのみでの演奏となります。

 

この曲が有名になったのは、ジョン・F・ケネディ大統領の葬儀で使用されてからで、

その後、訃報や葬儀などでも使用されることが多いようです。

 

なお、映画『プラトーン』でも、この曲が効果的に使われていました。

この映画は、ヴェトナム戦争の悲惨さや現実を描いたものとして有名です。

 

この曲が最後に流れるのは、ヴェトナム戦争への反戦の意思を強く持つPP&M

としては、違和感がありませんが、まもなくして、マリー が逝去されたことを

思うと、マリー への追悼歌のような気がしてなりません…

 

 

如何でしたでしょうか。

今回は、『 超大物フォーク・グループの円熟LIVE 』に関する記事でした!