こんにちは。ずいぶん暖かくなってきましたね。
春の訪れを感じる今日この頃です。
借地人さんが建物を建て替えるにはおおまかに二つの方法があります。
一つ目は地主さんに建て替えの承諾を頂くことで、二つめは借地人さんが地主さんから底地を購入後、建物を建て替えるという方法です。
借地上の建物を建て替えるには地主さんの承諾が必要になりますが、その際に更地価格の3~5%の承諾料を地主さんにお支払いすることが一般的です。
また、木造などの非堅固な建物からRCなどの堅固な建物に条件を変更する場合には、条件変更承諾料として更地価格の10%前後を地主さんにお支払いすることになります。
それにしても、高額な建替え承諾料を支払って建替えをしても、また数十年後に建物が老朽化してくると再び建替え承諾料を支払うことになりますし、定期的に支払う地代や借地契約の更新料などの出費を考えると、もし底地を購入できるのであれば地主さんから底地を購入して完全所有権化してから、ご自分が納得のいく建物を建てられることをおすすめします。
ちなみに過去に地主さんと各種承諾料や地代の値上げなどの件でトラブルになっているケースでは、地主さんが借地上の建物の建替えを認めてくれないということがありますが、そのようなときは借地非訟を申し立てて、地主さんの承諾に変わる建替えの許可を裁判所に出してもらうという方法がありますが、費用や労力、時間もかかりますので、日頃から地主さんと円満な関係を維持する努力をされることも大切かと思います。
伊藤
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