自暴自棄のカナブンを見て人の一生を重ねてしまった件 | 誠団

誠団

趣味アカです。最近シータヒーリングにハマっているので、スピリチュアルネタが多いかと思います。飽き性なので随時ネタが変わります。
スピリチュアル貧乏営業が気持ち悪くて嫌い。

アスペというのもあるかもしれませんが、私は嫌になるほど感覚過敏なので寝るときは必ずアイマスクと耳栓をします。

 

寝入るまでは問題ないのですが、耳栓も厄介なもんで寝返りを打つと耳穴を圧迫して痛みが出るのですよ。

 

そうすると夜中に起きてしまうのですが、エアコンをつけなくても眠れる夜は痛みに耐えられず耳栓を外すときもあります。

 

外したら当然ながら自然の音が聞こえるわけなのですが、ある晩に家の中に迷い込んだ虫の羽音が激しく聞こえたことがありました。

 

大きな羽音を立てて狂ったように飛び回り壁にぶち当たるのを何度か繰り返していたので、うるさいなぁ…早く諦めてくれないかなぁ…と思っていたら、急にピタッと音が止まったんです。

 

やれやれ…と思いながら、その瞬間に「人間も同じことをやっている」と気づいたんですよね。

 

私は人間だから家の中から外に出る手段もわかっているし、窓やドアの在処も知っているし、外は自由でどこまでも空間が広く続いていることも知っています。

 

自由に飛び回っていれば、木々や水場もそのうち見つかることでしょう。

 

でも、夜中に人の家に紛れ込んでしまった虫には皆目見当もつかないことです。

 

出口を求めて彷徨い、四方八方目掛けて飛んでいくけど、すぐさま壁にぶちあたり体がボロボロに傷ついてしまう。

 

翌朝に確認してみたら、昨日壁に何度も体当たりしていた虫はカナブンでした。

 

お亡くなりになっていました。

 

しかも、衝撃が激しすぎたのか、左前方の足が無くなっていました。

 

人間も同じだと改めて思いましたよ。

 

自分からわざわざ壁にぶちあたりに行き、つらい苦しい助けてと思いながらもやめられず、自傷行為を延々と繰り返すのですからね。

 

何も刃物で自分を切りつけることだけが自傷行為ではない。

 

偽物の自分を演じることこそ最大の自傷行為なんだろうと思います。

 

間違った方向を選び、自分の体を傷つけて、本当に行きたい場所を渇望しながら行き止まりに向かって必死に突破しようとしている。

 

人間も同じだと思いました。

 

もちろん自然体で幸せに生きている人間もいますけどね…私の周りにはあまり見ない。





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