私は人前で泣くことは滅多にありません。
泣くのはみっともないと父親に言われて育ったし、気分屋の母親に八つ当たりされることもあり、泣いたら負けだと思いながら生きてきました。
しかし、本当の自分がわからない理由が判明したら、ただ啜り泣くとか嗚咽を漏らすとかそんな生ぬるい様相では収まらず、会社から帰宅する道中を運転しながら絶叫泣きしてしまいました。
あれです。よくスーパーで見かける駄々っ子。
欲しいものを買ってもらえず叫びながら泣いている子ども。
あれにそっくりです。
そうなんです。たぶん子どもの頃にそれができなかったので、何十年も仕込んで寝かせて発酵させてカビだらけになり、ようやく日の目をみた感じ?
何故かわからんけど、ずっとSilent Jealousyのギターソロが延々と繰り返されるという謎のループ。
なんやねん
かなり激しい感情だったらしく、その日の夜は寝付けませんでした。
というより、息が苦しくて寝ていられないのです。
肺に悲しみが沈殿物のように重たくのしかかってくる感じ。
鼻が詰まり呼吸が苦しいので、のたうち回りながら「創造主助けて!」と何度も繰り返し「ハイヤーセルフ助けて!」とパニックになり、θ波になっていないにもかかわらず、手当たり次第思いつくままにダウンロードを浴びせマジで発狂していました。
自分の身体をさすり、胸元を撫でながら「大丈夫、大丈夫…」と宥めにかかるけど、既に時遅し。
暴走列車にご乗車のわたくし。
脳内BGMはなぜかSilent Jealousy
HIDEさんのギターソロエンドレス。笑
自分を無視していると、結局はこうなるんですね。
見て見ぬ振りしたら真っ先に身体に現れて、病気になる。
病気になったのを機に患部を切除したとしても、解決にはなっていないので、どんどん病魔が拡がるだけですもの。
最終的には自分を見なきゃいけなくなるんですね。
ラスボスは自分なんですよ。
この方の漫画はとても参考になります。
父親に暴力を振われていた虐待サバイバーの方なのですが、珍しい腸のガンになりお亡くなりになりました。
虐待する方が悪で、される側は被害者。
この図式をずっと保ったままだと、いくらなかったことにしようが、新しい人生で楽しく幸せに生きようと誓ったとしても必ずどこかで突きつけられるんだなと思いました。
私は卵巣なくしましたけどね。
臓器のひとつがなくなったところで困りはしないし、なくなってかえってせいせいしたという思いは本心なのでしょうか?
私はまったくそうは思わず、とても苦しみました。
罪悪感がひどかったけど、今はすっかり跡形もなくなったから落ち着いていられますけど、自分を無視し続けたら先のことはわかりません。
私の場合はパニック障害になったにもかかわらず、それでも無視し続けた結果の卵巣摘出だったので、普通だったらパニック障害の時点で気づくはずなんですけどねぇ…バカだったんでしょうよ。
さすがに懲りた、と思っていたのに全然懲りていなかったようです。バカなんだな…。
自分のことをよく理解していて、毎日自分と対話して自分をよく見て観察し、自分を大切にしている人は幸せな人なんだと思います。