さらば青春の光…って書きそうになったw
ベスパに乗る高杉と久坂。ヤバイねこりゃ。
それはそうと、「高杉ってどんだけ久坂が好きなんでしょう?」って冒頭で噴いた。長州藩邸にセットでいるとか。絶対偶然じゃないよね。マーキングしてるよね。
さて、井伊直弼による弾圧「安政の大獄」が始まりました。
松陰の狂気の沙汰。建白書を送り続け、周布さんで止まってると知るや鬼の形相。(←もっと怪演を期待してたけど、優男のまま)
塾生を嗾けて間部老中の暗殺指令を出す。
うーん…どっちの肩も持つ気がない。
家茂を将軍に据えて実権を握ろうとした人は、幕府の威信を再び取り戻して権力を振りかざそうとしているし、松陰は自分が司令塔になり塾生たちを手先として、大義という名のもとに操ろうとしていることに気づいてない。
愚かだね。ま、現代人なら何とでも言えるか。
いつもこの問題を考えるときに浮かぶのは、今の民主政治のように(表向きは)対話をして互いの考えを埋めていこうとは思わないのかってこと。意見書だけじゃなくて、江戸屋敷に召集かけて会議でもすりゃ良かったのに。
まあ、この時代は徳川親藩譜代ってやつだから、薩摩や長州に政権を奪われることを危惧してたのかもしれないけど。とにかく、何もかも見誤ったんだと思う。
勉強不足だから、とりあえず難しいことはおいといて。
今回は稔麿が良かったです。
この人って池田屋まで謎だらけだから、料理するにはちょうどいいんですね。
ただひとり松陰のやり方に疑問を持つというところがいい。
「自分は小役人だったから、筋を通すやり方は知っている。」
つまり、一歩引いて考えたら、松陰のやり方は無謀だと気づいたんですね。
こういう人が内部にいなきゃおかしい。
みんながみんな熱に浮かされて、松陰万歳になってたら狂気の集団ですよ。くっそてろr…
「僕は松陰先生のためには死ねません。」
よく言った!と思った。この言葉が少しでも松陰の棘になればいいと思うんだ。
結局は袂を分かつことになったけど、松陰のために自分を犠牲にもしてるんだよね。
自分なりの筋を通したってことでしょう。
狂気に走り初心を見失った松陰と違って、稔麿は誠意に溢れてる。彼は純粋すぎて、周りとは同化できなかったんだなーと思った。
一番まともな思考をしてる人です。
百合之助父さんの台詞も良かったなぁ。
理想の通りに育ってくれた。父としては誇りに思う。でも、杉家当主としては許すわけにはいかない。
「わしを殺せ!」
って松陰に迫るところがあったけど、うちのばあちゃんも同じこと言ったんだよねw
思い出して笑っちゃった。←笑うところじゃない。
息子の暴走を止めるには、もってこいの台詞なんだと思ったw
次回予告。高杉と久坂の言い争い…w
まったく好きだよね~。