第八話「熱血先生、誕生!」
なんだろうこのふざけたタイトルは…w
熱血というより激昂してましたけど久坂氏。
久坂の癇癪玉炸裂するたびに、私は画面スレスレまで寄ってニタニタしてましたw
先週見逃してしまったんだけど、今週の面白さと言ったら八回の中でもダントツかと。
今回の見所は、松陰と久坂が出会う経緯です。
彼らが交わした手紙のやり取りはあまりにも有名ですが、このシーンを映像で見たらめちゃくちゃ面白かったです!
見なきゃ損ってくらいに面白かった!
そして、久坂に同情しました。
わかる…なんかね、自分が若い頃に抱いていた野心を思い出した…。理想に身を焦がしすぎて、途方もない野心を抱いてしまうお年頃。そして、壁にぶち当たりすぎてうまくいかない苦悩。
自分はこの道を志し、他人よりもこんなに熱望してるのに!っていう強烈な思い。
これが久坂をもっと激しく苦しめてるんだよ。
なんだかすごく共鳴してしまいました。
久坂のことくそてろりんだと思ってたから、ずっと好きになれなかったんだけど、花燃ゆ久坂は大好きになりました!
柄袋振り回して中から出てきたのが棒だった…あのシーンは良かったなぁ。
自重してきたことが、いつの間にか習慣となって彼の手癖になってしまったんでしょうね。それを悟ったときの何とも言えない悲しみが…。
飛び出そうとしているのに、無意識に枠の中へすっぽり収まっているというね。
挫けるなよ久坂ぁ!と檄を飛ばす自分…w
刀のシーンはさておき、ここの久坂は限りなく本人に近いと思いますよ。
手紙のやりとりをするシーンは、当時の有様を見事に表現してると思いました。
「医者坊主」には申し訳ないけど盛大に噴きましたがねw
そしてそして!
久坂のライバルとも言える高杉ですが、登場の仕方が鮮烈だった…。これって幕末女子の心理を逆手にとった演出なんだよね? 術中にはまって悶えそうだった…w
それにしても、高杉役高良さんで良かった~。実物とは全然違うけど、既に適役だと分かりました。下手すると、龍馬伝の伊勢谷さん(高杉)より好きになるかも。
話を戻しますが、高杉の悪たれぶりは最高だと思います!
しかも、二人は仲が悪い。このなんとも言えない歪んだ関係が好きですよ。
喉から手が出るほど欲しがっている本を、放蕩息子は楽々と手にすることができるんですからね。でも、高杉は高杉で種類の違う葛藤があるんです。難しいお年頃だし、自分の衝動ってやつをどういう形で表現したらいいのか戸惑っている。そして、自分が心底納得できる術を探し求めている。
学問を徹底的に叩き込む久坂とは違い、いつまでも自覚なくフラフラしている高杉の対比ってのは、とても面白いと思いました。
だけど、共通してるのはフラストレーションが溜まってること。二人が結託すれば爆風になる勢いで。龍虎万歳!!
しかし、高杉は女遊びしてなんぼだとは思うけど、萩に遊廓みたいのってあったのかな?
赤い布団に赤い灯って、いかにも遊廓ですよねぇ?
まだ城勤めの年ではないんだろうけど、早く周布さん助けてあげてほしいです。
そして、稔麿!
思ったより早いご登場で。でも、この後江戸に下るのかもしれないですね。想像してたのと全然違うキャラだし、久坂や高杉と比べるとなんとなく頼りない感じではありますが、池田屋まで頑張ってほしいです。
来週ようやく高杉フォーカスですよ!
どんどけ待たすんですかw
派手に暴れて「高杉晋作、参上」してください!
わーもー楽しみー!
吉田松陰と幕末志士たち 明治維新を10倍楽しむ奇人変人ガイド ~坂本龍馬、高杉晋作、伊藤博文、大隈重信、久坂玄瑞、佐久間象山、黒田清隆など~ impress QuickBooks
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インプレス (2015-01-22)
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