皆さんの中には受験勉強したいけど、独学で学習し続けるのはつらく、予備校の活用を検討されているかもしれません。

そのような方にお伝えします。

 

私の場合、予備校の教室講座で、なるべくリアルで通学するように選択していました。

 

[予備校選択の理由]

・それは、強制的に勉強せざる環境になること。(易きに逃げる自身の性格を踏まえて。あと家族にこの時間は、「必ず勉強する」という覚悟を宣言する意味もあります。)

・なるべく前方の席で受講することで、緊張感をもって受講できること。(記憶にも定着できること。)

・年間20万円以上の多額のお金を積むことで、なるべく元をとってやるという気持ちで受講になること。

・疑問点があったらすぐに講師に質問できること。

 

[教室受講の選択肢]

次に考えたのは、なるべく受講できる日時に融通がきく学校を考えていました。一番融通が利くのは、TACで、次にLECだった。(社労士も診断士も)

 

尚、同科目の受講中に、講師を変えることや、振替受講はなるべく避けた方が良いです。授業には、講師の説明の一貫性や継続性があり、それが途切れると理解しづらいからです。

それでもTACの場合、コマ数ごとで進行速度がそろっていますが、LECは講師ごとに進行がずれていることがあり、聞きそびれることがあります。

 

[受講の仕方]

社労士受験のときには、勉強のコツがわからず、結局、4回も、受験する羽目になり、診断士の場合は結果的には2回で済みました。

社労士受験時は、特に1年目、平日19時開始のクラスを受講したため、授業開始時には眠くて失敗しました。

しかも復習も不十分でどんどん置いていかれました。

そのため、2年目は土日クラスを選択しました。

 

[授業の心構え]

社労士も診断士も1回目受験のときに失敗しました。勉強の時間配分を間違えたからです。

 

社労士受験では、労基→労災→徴収法・安衛法など、労働保険関係は、まだ楽しくて良いのですが、健康保険法や、国民年金法、厚生年金法など、社会保険関係になると、覚える範囲もどっと容量が増し、しかも似たような事柄がいっぱいでてきてちんぷんかんぷんになります。

 

つまり、労働保険関係の勉強が不十分で、後からとりかえそうとしてもかなり厳しいです。

 

診断士受験では、1次試験では、7科目の中で特に財務分野をどのように攻略するかが肝になります。他科目は、暗記と気合でなんとかなるが、財務分野がちんぷんかんぷんだと最後まで取り返すのに苦労します。

 

まとめると、社労士受験は、労働保険分野は、7.8割ぐらいの力をいれて理解するように復習中心でがんばり、後半、社会保険では100%の力でとにかく必死に頑張る必要があります。

 

診断士の場合は、1次試験では、7科目の学習時間を100%とすると、財務分野に勉強時間の35%、とにかく時間をかけます。企業経営や運営で30%、残りの情報、法務、中小、経済で35%ぐらいの按分で勉強すると良いように感じます。

もちろん、それぞれの分野で詳しい箇所があるのならば、そこは削ることができます。

 

つまりメリハリが大切です。

 

[講師の選択]

予備校によっては、授業カリキュラムは、短いコマの中で理解するのに無理があるというのもあるが、それを上回って、そもそも教え方が正直、あまり上手でない講師もいます。

そのような講師を避けて別の講師で受けられるのならば、そちらで受講したほうが良いです。

 

次に、講師の教え方が一定レベルであるという前提で、社労士でも診断士の受講でも言えることですが、講師と受講者の相性がとっても大切です。

 

TACの場合、同授業のコースを習っていても、最終到達点は合格点を取るのは同じでも、講師によって目指す点数が違っている傾向があります。(つまり、目指す点数が高いクラスは要求や説明の難易度が高いです。)

また、説明の仕方が違うことがあるので、同授業を受けているはずなのに、理解度に大きく差がつくことがあります。

 

講師の評判もありますが、自身にとって相性が良い講師を早く見つけて、その講師に食らいついていく気持ちが望ましいです。

 

[診断士2次試験講座の場合]

特に診断士の2次論述試験は、面白いほどどの講師を選択するかで、攻略の仕方が変わります。

合格という山に登るゴールは同じでも、登り方が違います。

つまり、攻略の仕方が違うということです。

 

私は2次論述試験は、運よくストレートで合格できましたが、振替受講も含めると、2次試験対策で習った講師は、6名受けています。(違う予備校を掛け持ちしていました。)

講師によって、登り方が各々違っていました。

 

その内、本当に自身にとって、教え方に納得感があり、相性が良いと思われる講師に習いに、週末に遠方まで、片道1000円程度の交通費と1時間半かけて、その講師のクラスに習いに行っていました。その分、得られるものは多かったです。

結局、最後は、その講師の「コピーマシンになれるか」が勝負になります。〇〇派、〇〇信者になって心中するくらいの気持ちで臨むことが結果的には合格に近づきます。

 

その講師が、本当に合格する受講生は、「自分の言ったとおりに対策してくれる。」落ちる受講生は、「我流で行い結果的に落ちている。」とのこと。

 

それは、どの講師でも言えることでしょう。

 

[受講生と仲良くなるか]

社労士受験では、暗記作業が中心で、あんまり受講生と仲良くしなくても正直意味がないと思い、関わりがなくてもすみます。

診断士では特に、2回目受験のときには、1回目受験で知り合った受講生と仲良くなり、情報交換していました。

 

診断士の場合、論述試験があり、授業の中でグループで議論することがあるので、仲良くなることが多いからです。

結果的には、受講生と仲良くなることはお勧めします。

 

なぜなら最後まで、モチベーションをなんとか保てたのはそうした、友人たちの存在が大きいからです。

その分、絆は深く、願い叶わず結果がでなかった友人たちには今年こそ、受かって欲しいという気持ちが強いです。

 

受験勉強は孤独な作業で、地道な努力を要します。

そうした中で、たまたま同じ資格を目指すというきっかけは、同じような考えを持ち、モチベーションが高い人が多いです。そういう人のエネルギーを借りながら受験勉強を乗り切るのも一つの手だと考えます。

 

今回、受かったのは友人たちの影響が非常に大きいです。

 

参考になりましたか。