現在、中小診断士の2次試験合格後、これから受講予定の実務補習に向けて、今年2月に先に実務補習を受講した友人らから情報を受けて、様々なコンサル関係の本を読むようにしている。

 

資格を取得したものの、今の業務の質を高めるのが目的であったため、誠に恥ずかしながら、そもそもコンサル自体の仕事がよくわかっていなかった。

 

コンサルの目的は、「顧客の経営に関する課題を解決し、顧客価値を高める」ことである。

 

(以下、関連図書を紹介)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中小企業診断士は、顧客対象が「中小企業」だ。

 

尚、私が参加している社労士の自主勉強会でも、主に3号業務でコンサルに携わる開業社労士が出席し、顧客の様々な労務的な問題点や課題、その解決した内容が報告されることがある。

 

中小企業診断士は、もっと大きく全体をみているのに対し、社労士はあくまでも、給料や労務的な視点で課題解決を図っていくことが多い。

 

課題解決する意味については、以下の本に記載されている。

 

 

 

 

 

そのほか、どの本を読んでも大体、論点志向、仮説思考、0ベース思考を使いながら、課題解決することが記載されている。しかも、「限られた時間内で、いかに解決可能な課題を見つけて、最大限の効果を発揮させるか」が求められている。

 

診断士2次試験と実務との違いは、実務は与件や設問を自分で抽出する点と、目指す方向性も個別のオリジナルでパターン化できない点も大きい。

 

診断士の2次試験は、①現状分析、③過去問から想定されるあるべき方向性をみながら、その間の②問題点や課題について解決策を記載する必要がある。

もちろん、①と、与件や設問をみながら、③を考えながら、解決できる問題点や課題を見つけて、設問を解いていく必要がある。

 

2次試験では、過去問をみると、例えば事例3では、高付加価値戦略など、③の方向性がある程度、読めてしまうことがある。

ちなみにR5の事例1蕎麦屋のM&Aでも、蕎麦の品質や、組織風土、オリジナルメニュー開発など、A社の強みM&A先のX社でも生かして、シナジーを発揮して、差別化を図っていくようなストーリーが読めてしまう。

 

ところが、実務は、①を行い、SWOTなどを通じて、②を見つけて、③を考えるというのがセオリーなようだ。

 

ただ、ある程度レベルがあがってくると、①から、②と③も同時に想定できて、対応策が早く解決できるようになるそうだ。

 

本屋では以下の本も置いてあったが、ぱっと見では正直、書かれていることが難しくて一旦購入を今回は止めた。

 

 

 

今後も、様々な本を読みながら、実務補習に向けて努力していきたい。ここでは紹介していきます。

 

皆さんからも診断士の研鑽に向けて、基本的な図書として、何か良い本があったら是非紹介してくれると嬉しいです。