んにちは!

 

 

元・イップスの高校球児のまこっさんです。

 

 

今回は

「高めに浮かない方法」

をご紹介します。

 

 

イップスの人は大きく分けて

3種類います。

 

 

どんなイップスの患者

がいるかと言うと、

 

 

1.ボールが指に引っかかってしまい、

  ボールを叩きつけてしまう人

 

 

これは力みで改善できます。

この症状の方は下のリンクへ

http://ameblo.jp/makoto-t-ameba/entry-12254934473.html

 

 

 

2.高めにボールが抜けてしまう人

 

 

3.1と2の両方の人

 

 

この症状の方はおそらく

フォームが安定していないので

改善方法は下のリンクへ

http://ameblo.jp/makoto-t-ameba/entry-12270830833.html

 

 

 

今回は2についての改善の

仕方を紹介していきます。

 

 

イップスのピッチャーをこれ

まで何人も見てきましたが、

 

 

「高めに浮いてしまう」という

症状の方は群を抜いて多いです。

 

 

実際に僕もその一人でした。

 

 

この時の感覚は最悪でした。

マウンドに立って、キャッチャー

の方を見ると

 

 

「座っているキャッチャー

に投げられる気がしない。」

 

 

僕はマウンドでこのように

思っていました。

 

 

僕はもともと、立投げのような

投球フォームでした。

※立投げ(リリース時の姿勢が高いこと)

 

 

なので高めにボールが浮く

ことが多かったです。

 

 

中学のときはそれなりに球も

早かったので、逆に高めの

球で三振を取れていました。

 

 

なので、高めに浮いてること

を直そうとはしませんでした。

 

 

しかし、高校生になると

周りの実力も上がり、

 

 

中学で通用していた僕の球は

簡単にバットに当てられます。

 

 

当然、高めに浮いた球は

軽々とフェンスを越えられました。

 

 

「このままでは通用しない!」

 

 

と思った僕は低めに投げるように

リリース時の姿勢を低くすること

を意識し始めました。

 

 

当時は

「リリース時の姿勢を低くすれば

球も自然と低くめに行く!」

 

 

と思っていたし、ネットで調べても

 

 

「リリース時は膝を深く

曲げて姿勢を低くしよう!」

 

 

みたいなことが書かれていたので

とにかく僕は投げる瞬間の姿勢が

低くなるようフォームを修正しました。

 

 

「これさえやれば、低めに

投げることができる!」

 

 

と思っていましたが、

思わぬ結果となりました。

 

 

リリース時に膝を深く曲げる

ようになってから僕の球は

さらに高めに抜けるように

なってしまいました。

 

 

しかも低めに投げようと

意識すればするほどボールは

高めに浮いて、次第には

相手が捕れないほど高めに。

 

 

打たれないように取り組んだことが

すでに打者と勝負もできないくらいに…。

 

 

試合ではフォアボール、

ワイルドピッチの連発。

 

 

もはや相手チームは

打席に立っているだけで

点が入る状態です。

 

 

当時の僕はマウンドで

「絶対高めに大きく抜けそう…。」

 

 

という気しかしなかったです。

 

 

案の定、投げると…

 

 

ボールはキャッチャーが

上に高くジャンプしても

届かないくらい高めに

抜けてしまう。

 

 

周りからみたら

「何やってるのあいつ」

と思われてもおかしくないですよね。

 

 

「どこ投げてんだ!」

「やる気あるのか!」

 

 

チームメイトには罵声を

浴び、相手チームからは

笑われる。

 

 

僕はマウンドで本当に

孤独を感じていました。

 

 

「ノーコン投手なんて言われたくない!」

「馬鹿にしたやつらを見返したい!」

 

 

僕はこのままではいけないと思い

もう一度一から高めに抜けない方法

を探しました。

 

 

すると面白い記事がありました。

 

 

僕はそのサイトの読み、

少し下半身の使い方

修正して

 

 

1週間もかからないくらいで

ボールが高めに抜けてしまう

ということが無くなりました。

 

 

今から具体的に何をして

ボールが抜けるのを克服したか

紹介しますので

 

 

チームメイトに馬鹿にされたくないので

あれば最後まで読むことをお勧めします。

 

 

先ほどもチラッと紹介しましたが

僕は下半身の使い方を修正しただけです。

 

 

以前までの僕は低めに投げるために

 

 

リリース時に膝を深く曲げて、

という下半身の使い方でした。

 

 

実はそこに落とし穴があったのです。

 

 

あなたは「姿勢反射」をご存知ですか?

 

 

姿勢反射とは姿勢を維持しようとする

無意識のコントロールのことです。

 

 

あなたはドッキリの番組で芸能人が

落とし穴に落ちるというのを見たこと

が一度はあると思います。

 

 

面白いことに落ちる人はみんな

手を挙げて同じポーズで落ちています。

 

 

 

 

実はこれ姿勢反射です。

 

 

落ちている瞬間って、実は空中で

身体はバランスを崩している状態に

なるのです。

 

 

身体はバランスを崩し、

重力により下に落下します。

 

 

しかし、人間はバランスを

崩した瞬間に無意識に

バランスを取ろうとし、

 

 

落ちるという「下方向の動き」に対して

腕を上げるという「上方向の動き」をして

上下でバランスを取ろうとします。

 

 

これが姿勢反射です。

 

 

これがもちろんピッチングでも

出ています。

 

 

では、なぜ踏み出した足の膝を

深く曲げるとボールが浮いてしまうのか。

 

 

ボールをリリースするときは

軸足から踏み出した足に体重移動をし、

 

 

その足を軸として最後に回転します。

 

 

回転することにより腕が前に出てきて、

ボールを体の前で放すことが出来ます。

 

 

下記の画像のようにボール

をリリースするとき、上半身は

前傾します。

 

 

 

 

 

一本足で立ってみると

分かりやすいのですが

 

 

膝を伸ばすと上半身は自然と

前傾してきます。

 

 

 

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反対に膝を深く曲げれば曲げるほど

上半身は後継していきます。

 
 
{8BC0AE68-4C1A-4648-97DE-084FBB5E44C6}
 
 
 
これは姿勢反射によるものです。
バランスを取ろうとするのです。
 

 

つまり、リリース時に踏み出した足の

膝を伸ばして上半身を前傾させること

が正しいのです。

 

 

僕が今までやっていた、低めに投げる

ために深く膝を曲げるという行為は

 

 

反対に上半身を後継させてしまい

ボールが高めに浮いてしまう原因

になっていたのです。

 

 

今まで監督、コーチから言われて

きたことが「間違っていた」

ということになります。

 

 

僕が今から正しい「膝の使い方」

を紹介していきます。

 

 

ポイントは3つあります。

 

 

ポイント1

片足で立ち、自分の目の前に

ボールを置いておきます。

 

 

{FEE81718-45E8-4DC7-A699-151FA576D655}
 

 

右投げなら左足左投げなら右足で立つ。

 

 

ポイント2

落ちているボールを拾い

トップの位置まで持ってくる。

 

 

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{55F12DAC-52C8-45F8-A9D9-9CED1FC82D90}
 
 

※ボールを拾うとき、なるべく

を曲げずに拾う

 

 

ポイント3

トップの位置から腰の回転の

力でボールを投げる。

 

 

{56E369C2-FD24-411A-B9B3-48D0BB57153B}
 

 

※ボールを投げるときも

膝は「伸ばす」というイメージ

 

 

ポイント1~3を20回やってください。

 

 

できるならキャッチボール前に

やることをお勧めします。

 

 

これを実践することで、

正しい膝の使い方の感覚を

身につけることが出来ます。

 

 

この感覚を手に入れたあなたは

確実に「高めに抜ける」という

ことが少なくなります。

 

 

今すぐ、全力で走り切った

後のように膝に手をつく姿勢を

取ってみてください。

 

 

 

 

あなたの膝は伸びていますよね?

そして上半身は前傾していますね。

 

 

これをピッチングに取り入れただけです。

 

 

逆にこれを取り入れることが

できなければ、あなたは

 

 

一生マウンドで相手からも

そして見方からも馬鹿にされる

日々を送ることになります。

 

 

イップスは行動で治せます。

 

 

強打者相手に低めの変化球で

三振を取りたくないですか?

 

 

これを実践して、イップスを

克服することができれば

 

 

あなたはチームにとって

欠かせない存在になれます。

 

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。