松本亨博士の命日から45年 | 石渡誠 Language Teaching for a Better World

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FORWARD代表 石渡誠

私にとって、1979年6月30日は特別な日。18歳でしたが、ある意味で私の誕生日だからです。

 

45年前のことになりますが、私が真剣に英語に打ち込む決意を新たにすることになった日でした。

 

私は英語が最も苦手な浪人生。予備校に行く代わりに、その2ヶ月前に松本亨高等英語専門学校のナイトスクールに入学していました。

 

書店で松本亨博士の本が目に入り、何やら強く惹かれて本を購入したことがきっかけでした。

 

 

 

そして全く英語が分からなかった私が、2ヶ月後には英語の楽しみを覚え始めた頃の6月30日に、同校の理事長であった森喬伸先生と、初めて個人的にお会いする約束を頂いていたのです。

ところが、時間通りに行ったのですが、会えませんでした。受付で電話を渡されると、森先生の声。「今は言えないけれど、どうしても会えない理由が出来た。面談はまた後日。」


受付で電話を渡されると、森先生の声。「今は言えないけれど、どうしても会えない理由が出来た。面談はまた後日。」
 

その理由は、松本亨博士が天国に召された時だったからだと、あとで知り強い衝撃を受けました。そして、松本亨博士の教えを、将来継承できるくらいまで、真剣に英語に取り組むことを決意したのです。

 

あの日のことは脳裏から離れません。自分の誕生日以上に大切な日であり、特別な思いがこみあげてきます。

 

昨年もブログで「運命の日」と題してポストしていたこと、先ほど気がついたのですが、「えっ」と驚いてしまいました。

 

クリックすると出てきたのは、松本博士ではなく、本田健さん。「えっ、なんで命日に?健さん?」


900万部を超える大ベストセラーの健さんに学びたいと、八ヶ岳の「作家合宿」にはじめて参加した帰りだったのです。それからも1年経ったことにびっくり。

 

実はあれから3冊くらいの本の構想と、1冊分の原稿は書き上げました。ところが、全てを覆すくらいの学びを、ちょうど2週間前に健さんが初開催された「バリの作家合宿」でいただきました。本当に、これからの世に私が書くべき本だと確信しています。

 

松本博士は、たくさんの教材を世に残しました。昨晩もある受講生が、2009年に出版された博士の本で勉強したことを教えてくれました。「いや、それは重版がかかった年だから、初版はいつ?」と見てもらったら1962年でした。
 


 

初版から47年後、死後30年経っても重版がかかっている英語学習本も出していたのが松本亨博士でした。

 

少しでも、そのエネルギーを頂いて、世の中に役立つ本を書けるよう決意もした次第です。これまでの皆さんとの出会いにも感謝。ありがとうございます。