「英語を話すのが楽しくなる」法則(1) | 石渡誠 Language Teaching for a Better World

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Language Teaching Revolutions Inc.
FORWARD代表 石渡誠

「英語を話すって、ちょっと楽しいかも。自分でも出来るようになるかも」と思わせてくれた、ある方法に出会ったのです。思い出して、数えてみれば、もう45年前のことでした!
 

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と、前回のブログでは書きました。もう半世紀近くも過ぎているのに、びっくり!ですが、当時の私は浪人生になったばかり。

 

大学受験に必須の英語があったので、魔法のような秘策を追い求めていたのです。

 

結論からいいますと、松本亨博士の「英語で考える」教授法に出会い、その3年後には、博士のスクールで 専任講師になり、現在はFORWARDというスクール名にして、この教授法を引き継いでいます。

 

「英語で考える」教授法の中には、様々な具体的指導方法やメソッドが含まれています。

 

その中でも、一番最初に「英語を話すって、ちょっと楽しいかも。」と感じさせてくれた方法から、ご紹介していきたいと思います。

 

昨日のブログには、「今でもその方法を大切に、そして進歩させて指導しています。」と書きましたが、メソッドとして分かりやすくするために、「スピーチ朗唱学習法」と名付けました。

 

昔は「暗唱」という言葉を使っていたのですが、より大切なポイントが伝わるように、13年前に「朗唱」と呼ぶようにしました。その結果、もしかすると、古典的に聞こえたり、より分からなくなっているかもしれません。

 

でも、「朗唱」には、自然と「英語を話すこと楽しめる」極意が表れているのです。


兵法の秘伝、虎の巻を読みとくような、そんなイメージで楽しく、分かりやすく、具体的に一つひとつのポイントを毎回、お伝えしたいと思います。

 

早速ですが、本日は「朗唱」の「朗」の字に秘められているものです。

 

「朗」には、「明るく、心にこだわりがなく、穏やかで、晴々とした様子」というような意味があります。

 

皆さんは英語を、どんな状態で、どんな表情で、どんな声で話す練習をされていますか。

 

緊張しながら、つらそうに、何やら暗いボソボソ声で練習をしていませんか。

 

もしそうでしたら、「朗らか」な心持ちと大きな声で練習することを心がけてみてください。

 

誰もが、最初から英語が上手く話せるわけがありません。出来なくて当たり前、でも少しづつ出来るようになってくるのが、面白いのです。

でも、その英語学習の面白さすら、暗い心のままでは感じられません。

 

これは、幸せを引き寄せる格言にも似ています。

 

「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。We don’t laugh because we’re happy – we’re happy because we laugh.」


置き換えると「英語が楽しいから、朗らかに話すのではない。朗らかに話すから、英語が楽しくなるのだ。」


さらに言えば、「英語が上手くなったら、話すのが楽しくなるのではない。楽しく話しているから、英語が上手くなる」のです。

 

なので、そのような極意を秘めて「朗唱」とメソッドを名付けました。

 

さて、昨日ご紹介した集合写真は、「スピーチ朗唱」リサイタルに参加された人たちでした。

 

 

みんな素敵な笑顔を見せてくれて嬉しかったです。

 

みなさんも笑顔で「朗らかに」英語の練習をしてみてくださいね。

 

以上、「英語を話すのが楽しくなる」法則(1)でした。