基本を学ぶ事がすべての難しい技術を習得するための一番の近道ですね。


フィギアスケートの選手達もスケーティングが大切でスケーティングフォームを一からやり直すことがあるそうですが、本当にそのことを再認識しました。



ドルチェ Dolce

日本舞踊の師範の試験の曲は「七つになる子」「関の小万」「槍奴」ですが、それらはすべて基本の動作で出来ていて、簡単すぎてごまかしが利かず返って難しいのです。立つ、座る、おじぎする、手を広げ閉じる、首を振る、足を出す引く、踏む、おすべりをする、腰を落とす、膝を折る・・・・それらをバランス良く丁寧に美しい所作で行うには、基本の動作の連続をスムーズにする必要があります。



ドルチェ Dolce

ピアノの練習も同じですね。鍵盤を打つ、弾く、スラーにする等は毎日のハノンの練習(音階、アルペジオ等)が必要です。

ロマン派の曲より古典のバッハやベートーベンの曲で特に簡単に弾ける曲でその基本のテクニックが音色として目立って表れます。たった一音鳴らすだけですべて見抜かれてしまうのです。美しい音を出すのは難しいことですね。



ドルチェ Dolce

 

芸術も仕事もお料理も・・・基本がブレないように日々鍛錬です。基本の「キ」を大切にしましょうね。