産後の処置をされてる間、息子は体重など図られ先に旦那の元へ行った。私は看護師さんから体重を教えてもらい、週数の割に大きくてびっくりした。そして性別も初めて知った。産んだ達成感の方が強く、まだ、悲しみの感情はなかった。それより我が子の顔が早く見たかった。
処置が終わりやっと旦那と息子が来た。小さな体だった。顔は上の子供にそっくりで眉毛が濃いのが印象的だった。産まれてすぐは手足が動いていたり、心臓が少し反応していたらしい。膣に飛び出していた胎胞にちゃんとくるまって出てきてくれたので綺麗な顔、綺麗な体だった。
抱かせてもらった。可愛くて可愛くてたまらなかった。
少しして母が来た。母が泣いているのを見て私も泣いた。そこに担当の先生が来た。お産の時には不在だったけど入院してからよく顔を見に来てくれた。先生は「残念だっけどよく頑張りましたね」って言ってくれた。私は泣きながら先生に「受け入れて下さって本当にありがとうございました」と言った。助産師さんにも同じ事を伝えた。かかりつけの産婦人科に見放され、受入先が見つからなかった救急車の中での時間、あの時の恐怖を忘れる事はないと思う。

それからは明るく努めた。もちろん悲しかったけど部屋が暗い雰囲気になるのは嫌だった。まだ起き上がれない分、小さい我が子をずっと見つめていた。
名前はもう決まっていた。少し前に旦那と話していて、私の希望は男の子だったら、まー君って呼びたいのと上の息子と同じ斗をつけたい。ってのを踏まえてまことかなーって話していた。顔を見た瞬間に、うん、やっぱりまことだって思った。

旦那はどうせ義父の入れ知恵だろうけど、戸籍に残らないなら名前はいらないんじゃないとか言っていた。何て冷たい奴らだと本当に腹が立った。

そんなやり取りがありつつ、名前は真子斗とつけた。戸籍には残らないけど、私達にとっても本当の子供だよって意味も込めて…