真子斗を預けた後、最後の診察があった。また担当の先生だった。先生が「お別れに間に合わなくてごめんなさい」と言った。その一言が真子斗を1つの命としてちゃんと扱ってもらっている様でありがたかった。もちろん看護師さん達も部屋に来るたびに真子斗に話しかけてくれた。私の気持ちに寄り添おうとしてくれた。医療従事者として当たり前なんだろうけど、一つ一つの言葉や言動が本当にありがたかった。

火葬は13:40からだったので、退院の挨拶して病院を出た。外は雨だった。

葬祭場に着くとすぐ真子斗の所へ案内された。看護師さんの話では病院から出たらもう顔は見れないと聞いていたが、棺の蓋は開いていた。また真子斗の顔が見れた。でもこれで本当に最後のお別れ。また会おうね。ありがとうね。
真子斗を見送った。自分の子供を先に見送る日がくるなんて思わなかった。自分の子供の骨を拾う日がくるなんて思わなかった。
真子斗の骨は小さかった。けれどしっかり残っていた。指の骨まであった。旦那と私の両親と皆で拾った。
真子斗の遺骨を抱いて葬祭場を出た。