ジャックラッセルテリア専門犬舎から帰っても、みんなの気持ちはジャックラッセルでした。
何故か…
亡くなったキャバリアのレディはスパニエルらしく、明るくおっとりした性格で、身体が弱かった事を除けば飼育には特に悩む事も有りませんでした。
そんなイメージとは真逆のワンコを飼う方が、レディの思い出を消す事なく、新しいワンコ生活が始められると思ったからです。
そして、ジャックラッセルの事を調べれば調べるほど、とても興味が湧きました。
毛質は3種類
短毛のスムース、フサフサのラフ、その中間のブロークン
小型犬なのに気持ちは大型犬。
とても活発できちんと躾けないと問題児になる。
俺のものは俺のもの、他犬のものも俺のもの。
オモチャが壊れたら、やってもいいけどね…
そんな性格を知るにつけ、益々興味がそそられました。
専門のブリーダーさんからの購入は高額になると知分かり、それから沢山のペットショップを回りました。
繁殖所なる直売店も行きました。
酷い話ですが、そこで衣裳ケースの中に入れられて売られている仔犬とも遭遇しました。
(このお話は以前「衣裳ケースの中の仔犬」という記事で詳しく書いています。)
しかし当時はまだ、どこに行ってもジャックラッセルテリアを見つけることはできませんでした。
そこで、この地方で古くからペットショップを営んでいる〇〇鳥獣店に、もし子犬が見つかったら知らせてくださいと予算と共にお願いしました。
今回この記事を書くにあたり、当時の資料を見ていたら、当時その店で渡されたパンフレットが出てきました。
このパンフレットの裏に、当時店のオーナーと話し合った事がメモ書きされています。
柄が良い子は高額。
柄より性格健康重視で。
予算15万以下…など。
それにしてもこの店の販売システム、今に通じるごもっともな内容です。
しかし、当時の私はこのパンフレットの意味をそれほど重く受け止めてはいませんでした。
今このパンフレットを改めて読んで、当時から沢山のペットショップが生後2カ月ほどの子犬や子猫を売り、営利主義な方向に走っていた事に気がつきました。
そんな常識の中で、仔犬や仔猫を長く母親の元に置く必要性や、日本の動物愛護への考え方がまだまだ欧米に比べて甘い事を解き、店頭展示は2カ月後、販売は100日後からしか売らない主義を通す店があった事も知りました。
今だからこそ思います。
全てのペットショップに、最低限このお店が実践している事を法により義務付けてくれたらと…
しかし、マイロはこのお店からは購入しませんでした。
後日、全く違うルートから、あの日訪れた専門犬舎の子犬がうちに来ることになるのです。