教科書の詩を暗記してくること。
付き合おうと教科書を広げて
詩を朗読すると
もう胸が震えて涙が溢れてくる。
あぁ、なんで美しい表現なんだ
ノスタルジックな気持ちと共に色々なものが溢れてくる
昔はこんな風にすぐ反応する事が嫌だった。
泣くのは恥ずかしいし、弱い事。
言葉にならない気持ちが溢れてすぐ涙が出て
それらを鬱陶しいと思われそうで
心が震える瞬間が怖かった。
でもそれらは不意にやってくるから
どうしようもなく。
涙を止めるのに必死だった。
感じた心を止めて
何事もなかったかのようにふるまった。
感じる事を許すのは
私に安心を与えてくれる。
いつ、その波がやってきても
私が私を許している。
泣いたっていい、怖がっていい、怒ってもいい。
そして、それは
私を、今に寛がせてくれる。
私が私を許すごとに
世界も私を優しく包んでくれる。