「お母さん何で机に鈴虫置いて
るんだよ!
いるならいるって教えてよ」
「え、別に迷惑かけている
わけじゃないから、いわなく
てもいいと思って」
「そういう問題じゃないって。
なんか最近やけに近くで虫の
声がするなってずっと思って
たんだよ」
「あははははは」
「おかしいと思ってたんだよ」
今日ぷう助にいきなり
いわれたのですが、
実は鈴虫の声が聴きたくて、
小さな飼育ケースに入って
いる鈴虫をパソコンの机に
置いて毎晩、鈴虫の音色を
聴きながらパソコンをして
いました。
ぷう助に隠しているわけでは
なかったのですが、ちょうど
パソコンの裏に隠れるような
感じで、覗かないと見えないので
気づかなかったようです。
私は知っているとばかり
思っていたので、意外な
反応で笑ってしまいました。
本当は松虫、コオロギ、
鈴虫の三重奏を聴き
たかったのですが鈴虫しか
売っていませんでした。
私はみんなが寝静まって
車も走らなくなった深夜に
聴く雨、風、雪、雷の音を
ききながらパソコンを
やるのが好きなんですが、
この季節は虫の鳴き声が
1番でぷう助にそんな話を
したら笑いながら
「虫の音をいいと感じるのは
日本人とポリネシア人で、
外国人にとってこれは
ただの雑音なんだよ」
いきなり衝撃的な発言をして
遊びにいってしまいました。
その後、休憩中にぷう助が
いっていたことが気になり
調べてみたら、本当に
虫の音色を楽しむのは
日本人特有のものだという
ことが分かりました。
右脳と左脳どちらで
聴いているかの違いの
ようで、とても奥深い
研究結果が色々と書かれて
います。
秋の虫にかぎらず、日本人は
虫と季節をよくみているのでは
ないかと思いました。
童謡の「虫のこえ」にも、
秋の虫がたくさん
でてきます。
「赤とんぼ」「とんぼのめがね」
「ちょうちょ」「ほたるこい」
「こがねむし」は歌詞が好きで
ぷう助が小さい頃、よく寝かし
つけの時に歌っていましたが、
これは日本人だからかも…と、
面白いことをぷう助から教えて
もらった一日でした。
明日の日曜日、最新話の配信になります。
【お気に入りの紹介です】
言葉が心地よく流れていく絵本です。
どのページも
「ごろごろにゃーん」とねこたちが
のった飛行機がとんでいきます。
多くの色を使わず描かれている絵は、
こどもの頭のなかで、それぞれの
色を想像させてくれます。
絵本作者の長新太さんは
「キャベツくん」
「こんにちは! へんてこライオン」
など、他にも私が子供の頃から
幼稚園で読み聞かせとして
つかわれている絵本を描いてる
作家さんです。
すでに亡くなっているので
すが、去年も教育テレビで
長新太さんの絵をみかけるほど
長く愛されています。
最後の最後までお読み頂き
ありがとうございます。
自分のいいところなんて
何ひとつないと思い、
自分自身をせめてばかりの
人の辛い時間が早く
過ぎ去りますように。