『悲しい知らせ』
メールに悪い事が書いて
あるのではないかという
気持ちがどうしても強く
なってしまい、一度
キッチンでお茶をいれてから、
テーブルにマグカップを
置いてメールを読む。
『まぁみさん、ご連絡を頂き
ありがとうございます。
まぁみさんのことは以前、
瑞月からよく話をきいて
いました。
元旦那様である貞彦さん
とは同じような業界にいる
ものですから、1度だけ
お会いしたことがあります。
瑞月は、まぁみさんが
お子様と幸せに暮らして
いることがわかり
よかったと私にいって
いて、その時のことを
ついこの間のように
思い出します。
瑞月は去年の暮、亡くなり
ました。
遺書には会社の事と、
詫びの言葉が残されて
いました」
続きが読めず
目を離す。
頭が事実においつかない。
遺書ということは
重い病気だったのか…。
受け入れがたいまま
メールの続きを最後まで
読む。
けれど、なぜ亡くなった
のかについては触れず、
瑞月さんが仕事にたいして
熱心に取り組んでいた
ことや、私に貞彦さんの
病気を知らせるべきか
悩んでいたということが
書かれている。
私はまだ信じられない
気持ちだけど、教えて
頂いたお礼と瑞月さん
との思い出を書いて
返信した。
その後、数日間メールの
やり取りは続き、瑞月さんの
最後は自殺であることを
知った。
続く。
☆過去のお話になります。
☆個人の特定につながらないよう
一部の表現をかえています。
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【絵本の紹介です】
一緒にくらしているバムと
ケロのおはなしです。
主婦のような立ち位置にいるバムと
いたずら大好きな可愛いケロちゃん。
何冊かシリーズがでていて
空の旅をしたり、お買い物に
いったり個性的なお友達も
登場しながら、時に主婦の苦労を
しているバムに共感してしまう
物語でもあります。
私がバムとケロに出会った
きっかけは、薬を処方して
もらっている薬局で読んで
好きになったのですが、
小児科や他の薬局にも
置いてあり、この絵本の
可愛さと読みやすさは
人気のようです。
最後の最後までお読み頂き
ありがとうございます。
言葉がでなくなるほど
疲れ果てた今日なのに、
明日も同じで進む力を
失くしてしまいそうでも、
なんとか乗り越えた先に
望んだ未来がありますように。