『過去に記録した書類の整理』

 

 

振り返ると、あっというまに
ぷう助が小学生になっていて、
学童ではうまくやってい
けるか心配になるトラブルも
あったけど、登下校を
1人でするのも当たり前の
毎日になり、3年間がすぎていく。

私も母子家庭の母という

立場が普通になっている

けど、ちゃんと出来ているか

といえば、やれていないこと

ばかりだし、夫婦で子育て

をしている人がうらやま

しくなることもある。

なんでも1人で責任を持って
子育てをすることが辛い
時もあるけど、私と
貞彦さんが一緒にいた
ところで、仲良く話し
合って子育ての方針を
決めていくなんて
いう理想にはならない。

そういうことを考えてしまう
時は、けして不幸では
ないけど、まだまだ
これから幸せになれる
余白が多いんだと
思うようにしている。

そんなことを思いながら、
そろそろ押入れでずっと
眠っている裁判の資料を
片付けようと思っていて、
日曜日、何年も開けて
いなかったダンボールを
開く。

でも開いた瞬間、やる気を
なくした。

今までも片付けなくては
と思っていたけど
やらなかった理由は、
記録として書き残した
自分のメモが膨大すぎて
見ないふりをしていたから。

調停や裁判で使用した
書類をまとめるのは簡単
だけど、私のメモは
箇条書きでその時に思った
ことや出来事をバラバラに
書き散らしているから、
まとめられる気がしない。

捨ててしまおうかとも
思いながらメモを1枚ずつ
読んでみると、残しておく

価値もないけど捨てる

勇気も無くて困る。

離婚をするべきか悩んで
いた頃、あらゆることを
考えていたメモには、
離婚を選んだ未来、
不倫をして虚しい心を
ごまかしながら生きていく
未来、何も行動を起こさず、
ずっと貞彦さんに従う
未来の予想を長々と書き
綴っていた。

そんなメモを読んでいると
部屋で1人笑ってしまう。

でも、当時は離婚をすると
決めていても、最後の
最後まで迷いが消えたわけ
ではなかった様子が詳細に
残されている。

色々思い出していると、
やっぱり捨てられず
メモには目を伏せて、
調停と裁判の資料を
整理することにした。

裁判の書類にも、悪いこと
だけではなく会いたい人の
思い出もあって懐かしく、
今連絡を取れるのは、
弁護士さんを紹介して
くれたリサちゃんママと、
貞彦さんが病気かもしれ
ないことを教えてくれた
瑞月さんだけ。

そう思った時、瑞月さんから
年明けのメールがきていない
ことを思い出す。

瑞月さんとは再会をしてから
年に1度だけ、メールで
年明けの挨拶をする関係
だったけど、仕事が
忙しいのかなと思い
深く考えていなかった。

少し気にはなったけど、
書類を片付けて私のメモは
そのままに箱を閉める。



数日後、社長に用事を

頼まれて、いつものパート先

ではない所へ行く途中の

電車で、ふと瑞月さんの

ことが浮かび会社のHPを

検索してみると、
「お知らせ」と書かれていて、

ライバル会社に吸収

されたことが報告されていた。


これは、悪い事実として
捉えるべきなのかと
思った。


続く。
 

☆過去のお話になります。

 

☆個人の特定につながらないよう

一部の表現をかえています。

 

 

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読んでくれた人の楽しい時間に

なったり、幸せな人生を生きる

ほんのひとかけらでも参考に

なれたのなら、私は過去を

とても幸せなものにできます。

読んで頂きありがとうございます。

 

 

【絵本の紹介になります】

保育園や幼稚園でもみかける

絵本です。

電車が大好きというわけでは

なくても、男女関係なく

みんなが楽しく読めます。

 

蒸気機関車で出発すると、途中で

新幹線や貨物列車を見つけどんどん

連結していき、線路が切れていれば

つないで、夢のような電車の旅をします。

 

この絵本のすごい所は、色々な

電車が登場して連結していく

なかで、連結した電車は

それぞれの特徴的な役割を

はたしてくれるので、電車好きな

男の子の心にもしっかり届きます。

 

他にもシリーズがあり、夢の

ような旅となっているので、

この絵本から出発することを

お勧めします。

 

 

 

最後の最後までお読み頂き

ありがとうございます。

前を向て歩き続けることに

疲れた人が、休むことを

許される明日になりますように。

 

私は明日、1秒でも無駄にせず

隅から隅まで24時間を使い切れ

ますように。