昨日は、県のピアノコンクール、今日は、ピティナ埼玉地区本選に行ってきました。

昨日の県コンクールに出演したのは、4年生のRちゃん。

Rちゃんは、約2年半ほど前に、他のお教室から、移ってきました。
でも、最初のRちゃんとの出会いは、実は、そのさらに1年ほど前の、かれこれ3年半前。
年中さんから通っていた教室を変わることを検討されていて、うちに体験レッスンにみえました。
そのとき、年長さんにしては、ずいぶんと難しい曲を弾いていて、驚いたのを覚えています。
が・・・、基礎的な部分に問題もあり、私としては、進度的には戻したとしても、そこをしっかり固めたほうがいい、とアドバイス。

その後、Rちゃんは、他の教室にも体験に行かれ、後に、仲介してくださった方に伺った話によると、そちらでは、コンクール出場も勧められたとのことで「コンクール」という言葉に、Rちゃんの目が輝き、そのお教室へ。
その時は、ご縁がありませんでした。

だったのですが、それから、1年近くたったある日、Rちゃんのお母様から、お電話をいただき、いろいろ悩んでいることをうかがい、再度いらっしゃることになったのでした。
そして、では、コンクールや、晴れのステージに、憧れているRちゃんなので、出られるだけの実力を付けましょう!と、頑張ってきました。

県のコンクールは、地元紙に、参加者の氏名から、学校学年、本選出場者は、顔写真まで載るとか。(うちは、その地元紙を購読してないので見たことがなかったのですが)
なので、それに出て、晴れの姿が載るところを見たい☆と、ご親族の方からも言われることがあるようです。Rちゃんも、その期待を受けて、出てみたいとのことでした。

ただ・・・このコンクールは、もう20年以上、ずっと審査員の顔ぶれが変わりません。なので、一時期は、皆こぞって、その審査員のところに、レッスンに通ったとか・・・という噂もありました?!(あくまでも、噂ですが!!)
今、大学生の生徒が、小学校2年生の時に参加して、奨励賞をいただきましたが(2年生までは、奨励賞のみ)、そういう噂に辟易したり、私も、出産などもあり、その後、何となく、遠ざかっていました。

なので、今年、県コンの会場に行ったのは、実に10年以上ぶり。
そして、今月3日、4日と、二日間に渡って行われた、3~4年生の部は、なんと参加者が、約110名!!

そして、この県コン、演奏順は、当日受付で、抽選によって決まります。
昨日の参加者55名は、まずは、会場左側の参加者席に座ります。

演奏開始が、1時20分、全部で、4つの組に分かれて、途中3回休憩は入るのですが、全員の演奏終了は4時過ぎ。その間、参加者全員、参加者席にいなくてはいけないとのこと。(出番前は、ステージ袖に移動しますが)
会場は、決して広くはなく、席も、ほとんど空席なし。
その狭い空間に、写真、ビデオ撮影の業者さんの機材やスタッフもいて、ひしめき合ってる感じ!
座席は、パイプいすに近いものが並んでいるだけなので、もちろん、座り心地も最悪です。
最後の方の子なんて、これじゃあ、待ちくたびれて、大変だぁ~と、思わず同情しちゃいました。

Rちゃんは、43番目。演奏のほうは、長~い待ち時間の疲れも感じさせず、ほぼ、レッスンしてきたことは、出せたと思います。演奏に勢いもあり、歌う部分は、よく歌えていて、音もいい音が出ていて、初めて出るコンクールの本番で、この演奏ができるなんて、上々☆でした。

私も、その55人、全員聴き、これはいけるかも?!と、内心期待☆
でもでも、幼児の部のこともあるし・・・、と神妙な面持ちでした。ましてや、受賞出来るのは、優秀賞、奨励賞ともに、一ケタの人数です。

そして、結果発表。

Rちゃんは、奨励賞でした☆おめでとう!!

・・・奨励賞は、惜しくも本選には進めません。その点では、残念でしたが、素敵な楯をいただいてくることができました♪

さて、優秀賞の方々・・・、確かに、フムフム納得!という、文句なしに上手い☆子もいました。
でもでも・・・どうしてこの子が?!?!という子もいました。
ううむ。。。やっぱり、幼児の部といい、納得いかない。。。

でもね、悟りました。要は、誰が聴いても、文句なしに、上手い!まで仕上げればいいんだと。(当たり前のことですが、それが簡単なことではありません~~)
私も、まだまださらなる修行、研究が必要ですね。

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さてさて、日付は変わり、今日は、ピティナ本選。

今日出演したのは、高崎地区予選を通過した、小2のYちゃん。
コンクール初挑戦、いや、うちの教室に来てからは、ステージで演奏すること自体、予選が初めて。
よく頑張りました。

コンクールは(特に子供のコンクールの場合)、私は、賞を取る場というより、成長の場と、とらえています。
なので、予選通過だけでも、立派なご褒美だと思います☆

そこで、本選では、賞ねらいというより、1曲は、あえて、Yちゃんの苦手分野の曲に挑戦しました。
お母様も、最初は、こんな曲、弾きこなせるのかしら?!と、思われたようですが、昨日の最終レッスンでも、よくここまで仕上げたよね♪とおっしゃって下さるほど、Yちゃん、頑張りました。

そして、今日の本番。ホールは、埼玉芸術劇場。音響の良い、とても素敵なホールです。

出だし、とっても素敵な音で、落ち着いて弾けていました。

・・・が!やはり、かなりの緊張をしていたようで、途中、何でもないところで、今まで一度もミスしたことのないところで、思いがけない弾き直しをしてしまいました。
そして、二曲目。一曲目のミスで、動揺してしまったのか、思いがけないミス。惜しい~!!
でも、最後の一音まで、気持ちを込めて、しっかり弾ききりました!
Yちゃんの、表現したい気持ちは、審査員の先生方にも伝わったようで、講評にも「よく伝わりました」と書いてくださった先生も☆

本選で、賞は頂けなかったけど、ここまで仕上げた課程、そして、自分の音楽が表現出来たことだけでも、充分素晴らしいことだと思います。
そしてまた、同じ年頃の子供達の、いろんな曲、いろんな演奏、いろんな解釈、を、生で聴けただけでも、ものすごく、刺激と勉強になったことと思います。

まだまだ、これからの課題もたくさんありますが、一歩一歩、また頑張って欲しいな~と思います☆まだ、一歩踏み出したばかりですもの。

Rちゃん、Yちゃん、そして、幼児の部に出演したKちゃんも、よく頑張ったね!!先生からも、大きな拍手~☆^^