このコーナーでは、ステッカーをお渡しした方のご紹介しつつ、2022年からは点字ブロックや視覚障がいにまつわる話もご紹介しています。

歩道を歩いている時、点字ブロックの上や近くに自転車や看板などが
置かれているのをみたことはありませんか?

目が見えない・見えにくい視覚障がいがある人たちにとって、点字ブロックは次に進む方向がわかる道しるべのようなもの。
それを通せんぼしてしまったら、わからなくなってしまいます。


今回は日常の中で問題視されている「歩きスマホ」が、視覚障がいの方にも困ってしまう、通称「点ブロスマホ」の話です。

「点字ブロックを歩きスマホしている」

実際、それが原因で視覚障がいの方がケガをした事例があるので、ニュースで聞いたことがある方もいるでしょう。

見えている状態でさえ、「歩きスマホで突進してくる人」の存在は怖いです。
しかも、ぶつかった人が謝るどころか舌打ちしたり、場合によっては
文句を言ってくることもあります。

それがわかっているから、歩きスマホをして、周りを一切気にしないで歩いてくる人に気づいたら、こちらが自衛手段として避けるしかありません。

見えてもそうなのですから、見えなかったら、ぶつかったときにどれだけ怖いでしょう。
しかも、白杖が衝突で壊れてしまうこともあるそうですから・・・


歩きスマホ自体の問題点とともに、問題だなと思うのが

・点字ブロックがなぜ敷かれているのかを知らない
・点ブロスマホに限らず、歩きスマホによって相手に危害を与えることがある、ということを認識していない

と、いうこと。

相手に危害を与える、ケガや怖い思いをさせるということは、傷害罪に問われることにもなります。
傷害罪は親告罪ではないため、相手が告訴したかどうかは関係ありません。
※親告罪:被害者による告訴がなければ公訴を提起(起訴)することができないと定められた犯罪のこと
 例)名誉毀損罪や侮辱罪、ストーカー規制法違反など
   親族間での窃盗や傷害なども親告罪による
 参照)ベンナビ刑事事件
 https://keiji-pro.com/columns/80/


点字ブロックは1967年に岡山市内で敷設されたのを皮切りに、日本全国で「存在しない」ところを捜す方が難しいくらいに日常の中に存在しています。

点字ブロックは、ただ歩道にある突起物ではありません。
毎回このコーナーの冒頭でお伝えしている「道しるべ」のようなもの。

日本発祥で、今では世界にも存在する「点字ブロック」。
多様性やSDGsを唱える前に、私達はもっと目の前にあることを知った上で、それらのことを広げていく必要があるのではないでしょうか。


参照)
大切な道、ふさいでいませんか?~「点ブロスマホ」の危険~(NHK NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220331/k10013555061000.html


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放送は、2023年7月7日(金)20時30分~20時45分  調布FMにて。

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調布FMは、 83.8MHz
聴取エリア:調布市・狛江市の全域、 三鷹市・世田谷区・川崎市多摩区・稲城市・府中市・小金井市・武蔵野市の一部

エリア外では、無料のラジオアプリ「リスラジ」でお聴きいただけます。

[リスラジ] http://listenradio.jp/
 全国のラジオ局>関東>調布FM と選局して再生

※放送時間に再生すると、お聴きいただけます

番組の聴取方法はコチラ → https://colorfulstage.info/listenmethod/
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