映画「生きる」を観てきました。

どの災害でも、事件でも事故でも言えることかもしれませんが、

なぜ、最善策が取られなかったのか

これが大事なのではないなと思うのです。

隠ぺいとは言い過ぎかもしれないけれど、隠していなければ裁判にまですることがなかった。

裁判を起こしたくて起こすわけじゃない。
司法に委ねる”しか”方法がなかった。

賠償責任を問うために、失われた命に金額をつけざるを得ない現行法。

裁判を起こせば「金目当て」という人の気持ちはわかりたくもないが、

都合の良い一部分を切り取って騒ぎ立てるのは、もしかしたら、人間の”さが”なのかもしれない。

【災害は宿命】では決してない。
学校に限らず、生きるために必要な対策を怠って、それを宿命だというのは、なんて酷なことだろう。

お子さん・ご家族を津波で失ったご遺族の方々のためにも、
同じ被害が出ないためにも、
災害を防ぐために最大限できることを忘れないでおきたい。

改めて思った映画でした。

単なる裁判のドキュメンタリーではありません。

命を守ること
安心して過ごせること

これがどれだけ大切なことか

被害に遭った人への配慮についても、改めて考える作品でもあります。

当事者の視点にはなれなくても、
配慮する人でありたい。


上映のリクエストをしたら、叶うのかな?
お近くで上映予定がなかったら、映画館に問い合わせてみてください。

そして、涙が止まらなかった私。



撮影したときは少し時間が経っていたのに、まだ目が赤かった。

#映画 #生きる
#大川小学校