コミュニティFMで番組を持ち続けて、もうじき7年。
やってみてわかったことを最近、音声配信でも発信しています。まこぱんだです。
無料のアプリって便利ですね。
まず初期投資がかからないというところが、何と言っても魅力。
失敗しても辞めればいいから、気軽に始められるというのが気楽。
雨後の竹の子のように色んなアプリが出てきて、なんだかよく分からなくなってしまっているけれど、自分でもやってみようと思ったらやってみたらいいと思うんですよね。
似たようなアプリといっても、それぞれに特長や得意分野・苦手分野もありますし、発信スタイルもその人それぞれ。
短期集中じゃなければ、無理をすると続かないのはどれも一緒。
人から言われたことは参考程度に、自分の環境は優先した方がいいですけどね。
アプリで無料で配信出来るようになったことから、まーた「(電波の)ラジオってオワコン」と言う声がチラホラ。
「ライブ配信で良くね?タダだし」
まあ、わかるけど・・・わかるけども!!
流行り=善、流行らない=悪
という単純思考、そろそろどうにかならんもんかなと思うこの頃。
いいじゃない。
ラジオはラジオ、アプリ配信はアプリ配信で共存していけば。
私が「コミュニティFMで番組を続ける理由」ってなんだろうと、常々考えます。
もともとはお誘いしていただいて、知ったことから始めたものなんだけれど、そこからコミュニティFM自体の存在意義というものを知ったんですよね。
これは関連する書籍を読んだり、自分なりに続けてきて思ったことではありますが、
① 地域密着、かつ、防災
② 地元のビジネスや活動の告知の場
③ 放送局の地元の情報を「エリア外」に広げる⇒魅力発信、街おこし、集客
④ 団体・個人の発信の場
という【役割】があるのではないかと、考えています。
私のように地元じゃない放送局ばかり使うと、①とか②って関係ないように見えるのですが、現在、たいていの放送局は放送とほぼ同時に何かしらのアプリやシステムを使って配信しています。
(サイマルラジオやリスラジ、FMぷらぷら、放送局独自のアプリなど)
これは、エリア内でも電波が入りにくいところをカバーする目的があると思いますが、インターネット環境があってアプリが入れられれば、日本のどこにいても聴くことができます。
地元を離れて学校に通ったり、仕事をしている人、結婚で地元を離れた人が「ふるさと」を思い出せるツールでもありますし、災害の時に一番身近なメディアだろうと思うのです。
お店の場合は難しいところもありますが、オンラインショップをはじめオンラインで提供できるサービスがあるなら、商圏は地元だけじゃなくなります。
地元に根付いて商売をしながら、オンラインで広げる戦略をされているお店もたくさんあるでしょう。
そう考えると「地元じゃないから意味が無い」わけでもない。
私のように住んでいるエリアに放送局がないという場合がありますし、また、放送局があっても「市民参加型ではない」放送局もあります。
(もしかしたら参加できるのかもしれないけれど、表に出していないからわからないことも)
その場合、地元密着というのは相当難しいですね。
実際、今まで私が住んでいたところには放送局がなかったですし、引っ越した今もありません。
1箇所だけ新しく出来ましたが、過去の住人なのでね。。。
できたら地元、またはその近郊でも番組やりたいなぁ。
「聴く」習慣ができること、発信で少しでも広げて行けたらいいなと思うこともありますし、コロナであちこち行けなくなったことで地元周辺を歩いたことで、地元の魅力にも気づいたのでそのことを発信したいなぁ。
収録もできれば「スタジオ収録」でね。憧れるなぁ。
これは、あくまでも私の場合の話です。
地元じゃない放送局で、直接放送局のスタッフさんとやり取りをしている場合だと、ご挨拶に伺うことでその土地へ行くきっかけになり、そこからその土地への興味・関心が出てきます。
エリア外の放送局には地元の放送局とはまた違った側面での魅力がありますし、興味を広げるきっかけになります。
関心を持てば、旅行先に選ぶこともあるでしょうし、オンラインで農作物を選ぶときにそのエリアにお目当てのものがあれば優先して選ぶでしょう。
きっと、私に限らず、人の興味・関心って、そういうところからも生まれてくるものなのではないでしょうか・・・
コミュニティFMで番組を持つのは基本的に【有料】です。
自分で出すか、スポンサーを探すか。
どちらでもいいですが、私は身銭を切った方が本気度合いが違うと思っています。
スポンサーのことを考えて番組を作れるなら、スポンサーつけてもいいと思いますが。
無料でできるアプリで発信するのももちろん手軽でいいのですが、身銭を切らない分、中途半端になりやすい。
下手すると「いいかげん」(悪い意味の)にもなりやすい。
いずれは、私も併用しようとは思っているけれど(まだ計画段階ですが)。
結局、私がコミュニティFMにこだわる理由は、自分の「伝える」本気を保ちつつ、自分もスポンサーとして放送局を支えているその【意識】なんだろうなと思うのです。
