ボランティアもいいんですが、
「大変だし、無理~」
というなら、ちょっとした気遣いだけでもいいんです。

ドアを閉めるときに、後ろ手にバターンと閉めないようにするとか。
人を挟まないために、ドアを閉めるときは振り返るとか。
エレベーターで人が乗ってくるときは、開けるボタンを押しておくとか。
手がふさがっていたら、「何階ですか?」と聞いて押すとか。
探せばいくらでも出てくること。
なぜ、しないのか。
1つは、「自分以外」の外の人に関心がない場合。
もう1つは、相手からの愛を受け取れない、ということ。
何かをしてもらうのは、よくない。
何かをしてもらって、返せない。
自分の思うとおりじゃないから、余計なことだと思う。
それって「自分の思い通りかどうか」で判断しているから。
そんな理由で不愉快な顔をされたり、怒鳴られたら
気遣いなんてしたくなくなります。
そして、気遣いをする人につけ込む人がいます。
だからといって「もう自分さえよければいいやー」とすれば、
周りだってそういう人が増えてくるもの。
だって、自分さえよければいいんでしょ?
相手の事なんて「動く置物」程度にしか見てませんよ。

じゃあ、どうしたらいいのか。
つけ込む人には何もしない。甘い汁を吸わせない。
気遣いをして不愉快なことをされたら、そういう人とは距離を置く。
そこでへとへとになってココロの潤いまでなくしたら、
熟成どころか枯れていくだけ。

まずはあなたが「受け取り下手」から「受け取り上手」へ。
素直にありがとうと言える人でいられるかどうか。
そう思いながら行動すれば、周りの環境も少しずつ変わってきます。
ボランティアを否定はしませんが、その前に周りに対して出来ていますか?
そして、あなたもしてもらったときに素直に「ありがとう」って言えてますか?
それが出来た上で、あなたができることをするから「ボランティア」として、相手に愛を与えることができる。

受け取ることと与えることは、表裏一体。
どちらが欠けても成り立ちません。
社交ダンスでも、男性がリードするのが際立つのは、女性がフォローしているから。
女性がキレイに踊れるのは、男性がキレイに魅せてくれるから。
そこはお互いの「気遣い」がないと成立しないんです。
愛の受け取り下手な人には、ぜひ、社交ダンスを。
表現力も身につきますよ!!
