政治について:
2000年以降でいちばんよかった首相ランキングというのがあった。
http://news.mynavi.jp/c_cobs/enquete/realranking/2011/12/28_1.html
僕なら以下だ。
1位:麻生太郎
2位:野田佳彦
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3位:小泉純一郎
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4位:安倍晋三
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5位:菅直人
6位:福田康夫
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最下位:鳩山由紀夫
まず、麻生さんが好きなのは、個人的な趣味もあるのだが、視野が広く発想が柔軟である一方、国際感覚を持ち、かつ、世界と渡り合う勇気があるという点。世間での評価とは裏腹に、知性という意味では、相当高い人で、発言にはユーモアもある一方、知性もあると思う。今論議されている、郵政の見直しの結論も、こども園も、麻生さんが主張していたものだ。意見は分かれるだろうが、リーマンショックの時に解散を選択せず、選挙目的で不要に人事をいじったり、解散時期を変に策謀をせず、一方投げ出しもせず、自分の責任で選挙を行ったことは、、責任ある政治家として正しい判断だと思う。リーマンショック後、世界の政治家の行動は素早かったが、麻生さんは大きな役割を果たしたように思える。時折迎合的になるのと、小泉さんの構造改革、野田さんの一体改革、橋下さんの道州制、という、その人を象徴する政策を提示しなかったこと(非常に重要な点だが、これは、総裁選と就任演説で必ず強力に主張しなければならない)や、選挙に際して、小泉さんが作ったニュー自民党と、伝統的なオルド自民党が分かれているという二つの自民党問題に正面から取り組み、痛みの伴う決断ができなかったことは、大きな失敗だと思う。
野田さんは後で書くので飛ばす。
小泉さんだが、在任期間では、ここ数十年最高で、実績でも、政治的には、田中派を壊したこと、経済では、不良債権問題に終止符を打った事、寝技よりも、直球勝負の方が実は勝負で勝つことを証明し、日本の政治文化を変えた、というところは、偉大な業績だと思う。ただ、3位としているのは、郵政改革や構造改革、というのが、時の日本にとって、別に急迫性のある課題ではなく、それ自体良いか悪いかも正直良く分からないことであり、それを自分の信念の象徴としてカッコよく大衆に認識させるのは、本質奇術的であり、おそらく冷静で知力のある人程、彼は理解できないと思われる。本質彼はニヒニストだと思う。
安倍さんについては、結構政見としては僕と近いのだが、プライオリティを保守的価値観に置きすぎる感はあったと思う。それは、時の日本にとっても急迫ある課題とは思えなかったし、その割に、イデオロギーが絡むので大論争になり、つまりそれは時間がかかるということを意味し、戦術的に正しくないと感じていた。また、小泉後を引き受けるのは誰にとっても難しいことだが、それに対する予測と覚悟に欠け、せっかく郵政解散で築き上げ、日本で長く求められていた政治的安定を、日本のために活かしきれず、弱体化させ、政治の不安定化を招いた結果責任は負わねばなるまいと思う。これには、勢力を築いた後、そこで築いた評判を犠牲にしてでも、日本のために必要なことを行う、というのが政治家の責任だと思うが、これを個人の心情の問題で放棄してしまった、小泉さんは、責任感に欠けると思う。与謝野さんがいうように、この勢力を使って、もし消費税増税を決断していたら、その時人気は失うだろうが、後世に正しく評価されただろうと思う。
話を戻すが、古館一郎ごときに切れている、など、正直若くて生真面目、悪く言うとおぼっちゃまともと感じる。総理大臣をやる前に、何かしら国務大臣を経験しておくべきだったが、(官房長官を除き)そのようにしなかったのも小泉さんの人事上の失敗だと思う。個人的には、まだ若いのだから10年後に再度総理になってもよいと思う。
菅直人さんは、率直に言って、そもそも器じゃないというのは感じるが、一方ちょっとかわいそう、という思いもある。あの感情的なキャラクターがよくネタにされて、まあそれも悪いのだが、まず、二世政治家ではなく、ゼロから身を起こした人であり、かつ、一党支配を打倒し、新しい日本を作るとうロマンの為に、何十年も戦ってきた人であり、民主党が政権を取ったら、やはりこの人は首相をやっておくというのはふさわしいと思う。これは、カズが日本代表としてワールドカップに出るべきだというのと同じ意味だ。また、マニュフェストを破っても、税と社会保障の一体改革、TPPを主張し、選挙前に消費税増税を主張したことは、論理的に正しい姿勢だと思う。ただ、小沢切りなど過剰に主張してアピールしたり、一方、批判に負けて言を左右するような印象を与えたり、また、無駄なところで感情的になるなど、やはり迎合的な一面は否めず、人間的に器じゃない。東日本大震災の時にぶつかったのは不幸であり、このような急迫性のある問題は、本人の得意とするとこではなかったのだろうが、そうした中で、人間の小ささが露呈してしまったように思う。
福田康夫さんは、そもそも情熱と不屈さ、使命感に欠けると思い、正直なんで、何がしたくて総理大臣になりたいと思ったのかわからないし、辞任の理由が一番意味不明。どの首相に対しても、野党もマスコミも辞任しろしろ言うが、たとえ居座りと言われようが、程度によるがそれなりにそこに執着するぐらいの欲なり不屈さがないと、そもそも政治家、特に日本国の内閣総理大臣としてダメだろう。選挙の時も、野党に転落した時も、元首相の中では一番存在感がない。ただ、今から思うと、この時大連立が成立していたら、と思う。安倍さんの後、福田さんを選んでしまった自民党と、すぐに投げ出してしまった福田さん、というのは、日本の政治の不安定化と、自民党没落について責任を負ってしかるべきだと思う。
鳩山については、コメントさえしたくないが、鳩山政権は、「日本の悪夢」という、塩野七生の評価に賛成だ。選挙前の代表選で、民主党は、何故岡田さんを選ばなかったのか、未だに理解できない。
さて、野田佳彦現首相だが、僕は、相当好きだ。麻生さんとどちらがよいか迷うぐらい好きだ。迎合的な姿勢はまるでないが、一方無駄なところで敵をつくらず、どうでもよいところでは、いくらでも耐えるし頭も下げる。一方、自分の使命感から譲れない一線は断固として守り、その為の犠牲もいとわない。本来演説上手だが、無駄にそれを誇張せず、普段の答弁は、至って冷静で論理的、一方、どじょう演説、のように、ここぞという必要なところで使う。本当に必要な時の為に、普段は勇気やユーモアを取っておくことができる、忍耐を知る人であり、また、こうした忍耐の時と勇気の時を判断できるのは、内面の強い信念がある証拠だろうし、それは、長い下積み時代の経験あってこそ初めて身に着くものであると思う。個人的に、男として、人として、目指すべき一つの姿である。
民主党代表選の時は、野田さんが出る、と聞き、さらに、税と社会保障の一体改革、大連立、という日本に必要な政策を提唱しているのを聞き、嬉しかったが、その後のごたごたや反発で、応援はしていたが、実際に野田さんが当選することはないだろうな、と残念に思っていた。だから、どじょう演説で心をつかみ、土壇場で逆転したのを知った時は、余計に嬉しかった。
税と社会保障の一体改革、TPP、というのは、はっきりいって郵政民営化等と比べて、はるかに重要な課題だ。財政赤字が何故増え続けているか、というのは、要は社会保障費が増え続けている、というのが圧倒的で、要は税金を上げて、年金給付金額を下げる、ということが必要なのだが、これは誰も喜ばず、摩擦があるにきまっているから、あえて取り組む、というのは、かなりリスクのあることだ。これをあえて主張する、というのは、相当勇気のあることで、政治家としての使命感があるからこそできることだと思う。
僕は、感覚的に民主党は好きじゃないのだが、野田さんは応援せざるを得ない。
自民党の対応を見ていると複雑な心境だ。正直難しい対応を迫られていると思う。税と社会保障の一体改革、TPP、というのは、どちらかというと、伝統的には自民党から出てきそうな政策であり、そのもの自体には反対しにくいししてもいけない。野田さんは、党を守るか、信念を守るか、というと、間違いなく後者を取るように動いているように見え、むしろその為に自民党の一部と同盟し、党内の旧守派と対決したいと思っているようにも思える。ここで、自民党が応じれば、野田政権の延命に手を貸すことになり、これはつまり、過剰に民主党が勝ち、過剰に自民党が負けている今の状況を追認することになる。一方、これに反対すれば、そもそもの自民党の魂自体否定してしまうことになり、選挙になった時も有権者に対して説得的でなくなる。特に、野田政権からみれば、最終的に拒否され、選挙になったとしても、野田政権が何度も相談を訴えてきたのに、自民党がそれを潰してきた、と主張するアリバイを得ることになり、自民党が抵抗勢力だ、というレッテルが正当化されてしまう。恐らく自民党にとって最も嬉しいシナリオは、今の内閣の方針だと、民主党の党内はまとまらないに決まっているが、民主党がまず何とか纏めようとがんばり、その結果ますます混乱を露呈する、ということであろうし、だからこそ、「内容を論じるのはよいが、まず党内でまとめてこい」と主張しているのだろう。ただ、野田さんは、それほど愚かではなく、党内に対しても一応説得しているというアリバイを作ることはしているが、いざとなった際には、最初から、党内を切ることも辞しておらず、迷走しているそぶりを全く見せない。このままいったら、小泉郵政解散の逆をやられる可能性があり、その時自民党は劇場の蚊帳の外に置かれ、大敗するようにも思える。
国民世論でも、7割が、与野党協議を支持しており、そもそも自民党の主張に近く、それゆえ自民党内でも協議すべき、という声もそれなりにある。しかし、それができないのは、恐らく、前回選挙の大量の落選議員の圧力のためであり、彼らは、そうした冷静な分析などできず、余裕がない分、今民主党の支持率が下がっているのだから、少しでも早く解散にもっていき、自分が復活したい、素朴に、切望しているのだろう。ただ、こうした分析はナイーブ過ぎる。こうした議員は、郵政解散の時に、自分達が漁夫の利を得ると楽観した愚かな民主党議員と同様の運命をたどるだろう。そうすると、協議に参加する方が、単に、選挙戦術的に考えてもまだましな次善の選択となる。
また、もちろん与野党協議に参加する方が、道徳的にも正しいだろうし、それは、自分たちが選挙で勝ち政権を取ったのちも、自分たちは野党時代にも与野党協議で、ある分野では建設的であり、野党時代の民主党とは違う、と主張することができるようになり、その後の政権も安定化するだろう。ましてや税と社会保障の一体化とTTPは、まともな自民党議員なら、摩擦は多いがやらねばならないことだ、と分かっているはずだ。これが、自分たちがさして出血せずに、他人にやらせることができるのなら、自民党にとっても悪くないことだろう。
ただ、ここで難しいのが、そうすると、野田政権の看板政策を追認することになり、解散は遅れるだろうし、選挙になった時も、対決しにくい。つまり、現在の民主党が過剰に勝っている状態の固定化につながりかねない、という懸念があり、落選議員を救うことができなくなる、ということである。
ただ、僕がもし谷垣さんなら、与野党協議に応じ、むしろ自民党こそ、税と社会保障の一体改革、TPPに対して建設的(谷垣さん自身この重要性はよくわかっているはずで、最近の有力政治家の中で、記憶の限り消費税造成を最初に主張したのは、小泉さんの後の総裁選での谷垣さんだ)であると、主張するとと思う。ただ、自民党にとってちょっとかわいそうなのが、そうすると、民主党は、選挙時には大ウソをいって、政権を取ったのに、その後自民党の考えを主張して、自民党の主張を奪ってしまって汚い、という感覚で、筋としては、ある意味、その通りだ。しかし、いわゆる国民目線でみると、そういう筋ってどうでもよい、と取られがちになり、大衆に向けて正当化するのが難しいだろうと思われる。次善の策として、そう選択することは正しいと思うが、そうすると、今の落選議員を見殺しにすることになり、恨みを買い、また、選挙で民主党との違いが分からなくなり、やはり敗北するリスクもある。しかし、拒否する方がより安易だが実は危険な考え方で、ここは、痛みを伴う決断をするしかないと思う。(ただ、それこそ、自分が内閣総理大臣になった時の決断のテストだろうと思う。)
また、一方、税と社会保障の一体改革、TPPは、自民党内でさえも、まとめるのが難しい大テーマで、ここで党としての価値判断をすることについても、敵を作ることになる。ただ、これは逆に、いずれ自民党が政権を取った時に対応せざるを得ないテーマで、十分経験している通り、与党であるほど党内の混乱はより拡大してメディアに報じされることになり、再び迷走の苦しみを味わうことになる。で、あるのなら、これをいい機会と捉え、野党であるうちに、そうした問題に正面から取り組んだ方がよい。
野田さんは、かなりの直球勝負できているので、それ以上の剛速球で返すような発想をせざるを得ないと思う。恐らく、野田さんは、民主党が解体しても構わないと思っている。それ同等の覚悟で勝負しないと厳しい。
ただ、自分が谷垣さんだったとして、与野党協議に参加する場合でも、テーマを、社会保障と税の一体改革、TPP、沖縄基地、あたりに絞り、ここで、自民党が民主党以上に積極的であることを示し、民主党の分断を際立たせ、むしろ、野田さんと岡田さんを自民党側に引き込むぐらいの発想をし、逆に言うと、民主党に自民党への攻撃材料を無力化させる。また、嘘をついて政権を取ったことは、正式に謝罪、撤回させ、「われわれは日本のためを考え、むしろ当初からわれわれが主張していたことを民主党の「一部」が実行しようとしていることを歓迎するが、自民党が与党時代に、建設性なしに足を引っ張り続けたこと、国民に嘘をつき政権を取ったことを絶対に忘れない」と事あるごとに、しつこく主張し続ける。(こういうの役回りが似合う人も中にはいるだろうし。)戦術はこのほかにもあるだろうが、剛速球で返す上で、部分的に戦術を混ぜることで初めて戦術は活きてくると思う。
後は、石原信晃さん、茂木さん程度では、人材のレベルで、野田さん、岡田さんにはちょっとかなわないと思う。石破さん、小泉進次郎さん、など、有為の人材を前面に上げるべきだと思う。ちなみに、多分、上記選挙戦略について、石破さんの考えはほぼ同じだと思う。
そのほかに思うのは、今、トニーブレア回顧録を読んでいるが、結構彼はポリティシャンで、そういう選挙戦略など、狡猾さも含めて見事だと感心している。まず一つ興味深かったのは、大衆の政治家を判断するレベルは、第一基準の、政治家は聖人君子でなければならない、一つのミスも許されない、という厳しい基準と、第二基準の、全体的な方向性や実行について概してよくやっているか、という二つの基準があり、メディアは、第一基準を抽象するので、それに合わせねば、と思いがちだが、実は第二基準を満たすことの方が重要との見解だった。第一基準に過剰に反応して、言を左右し第二基準を犠牲にしてしまうのは、最も愚かなことだ。鳩山や菅さん、あるいは麻生さんにはこの傾向があった。
もうひとつは、彼が、ニューレイバーを作り、それが国民に説得的であったということ。ここが日本社会党との違いで、現政権に対するアンチテーゼだが建設性は持っていることを国民に説得できる政党を作り上げたというところ。この点自民党は、ニュー自民党を作る作業を怠っている。
永田町の論理、という言葉がある。なんとなくインサイダーの方が、インサイダーしか知らない高度な情報をもっているからそっちの方が正しい、と思い込むのかもしれないし、カエサルが言うように、そもそも人は、見たいと思う現実しか見ない、というたんに視野が狭いだけの問題かもしれないが、そういう政治家や、メディアの政治記者の論理、というのは、結構大衆からかけ離れており、選挙戦略を立てる際の邪魔になると思う。その感覚が最高に的確だったのが、小泉さんで、彼を変人、と評するのはまさに永田町の論理で、結局は、選挙の対象は大衆なのだから、細かい問題の詳細は内輪の人間関係を知らない彼らに対して、論理的に、かつシンプルに論理的に、メッセージする方が、選挙で有効なのだと思う。その点、小泉さんは、まず、ターゲットを、大衆に定め、そこに対して、シンプルで論理的なメッセージを発した、のであり、むしろ、彼が常識人で、永田町の理論は、象牙の塔の空論に過ぎないと思う。こういうのは、外人とコミュニケートする際も同じだ。言いたいことがあっても、それをストレートに論理的に、言葉以外に論理の翻訳もしないと、相手には絶対に伝わらない(ちなみに、小沢一郎さんんの政治思想を合理的に外人に説明するのは不可能だ。詳しく説明するほど、変節化で選挙屋と思われるし、多分究極的にその評価は正しい)。そういう意味でも、常に大衆を意識し、そこに何をどう伝えるか、どうした印象を与えるか、と常に意識していたブレアは、戦術家としても見事だと思う。与野党協議についても同様だ。まず党内での合意を民主党に押し付け、彼らの混乱を待つ、という戦術は一件上手そうだが、そうした自民党の姿勢を大衆がどう見るか、大衆に自分たちを支持させるために、どう行動し、自分たちをどのような存在と認識させることが必要か、といった視点で考えないと、結局、局地戦で勝っても、全体でみると、敗北する、という結果となるだろう。
ところで、話は変わるが、結構メディアの意見と自分の意見が合わないことが多い。が、一方、後になって大衆の評価が変わって、自分の評価に近くなることが結構ある。麻生さんの場合は、当時からかなり支持派で、麻生たたきや低い支持率に憤っていた。今それなりに再評価を得ているのをみると、嬉しくなる。鳩山については、当初から全然不支持で、何でこんなのが高支持率なのか首をひねっていた。今、最低の首相と評されているのをみると悪いけど嬉しくなる。安倍さんについては、高支持率だったが、うーん、どうなんだろうと思っていが、まさにその通りになった。
菅さんについては、発足時や小沢切りの時に評価が上がっているのは、見ててどうなんだろう、と思っていたが、一方、今は逆にいろいろ言われすぎかわいそうという気がしており、少なくとも鳩山と同列に論じられるほどではないと思う。
今は、野田さんは強烈に支持なのだが、支持率が30%ちょっと、であまり、応援している論調を見ないとさびしくなる。(ただ、新聞を見ていると、日経新聞とか、本人を褒めないで中立を装う感じで書いているが、税と社会保障の一体改革、TPPなど、支持していて、だったらもっと、勇気ある首相、とか礼賛してやってもいいのに、と思う。)でも、上記ある通り、その時に風潮なんて結局そんなにあてにならないと思う。にもかかわらず、メディアでよくないのは、例えば支持率が40%から30%になったら、その30%を無視し、「全然ダメダメ」みたいな言い方をすること。まず、30%ってそんな小さい数字じゃないと思うし、かりにもっと小さかったとしても、そこに正しさがある、という場合も十分にある。
政治やその他日本社会では、10%の反対のために、行動ができず機能不全に陥る、というのは、相当な悪弊だと思うが、メディアは逆に、少数派の意見も尊重し、数と印象ではなく、その論理的な優劣を論じるというのが本来の役割というもんじゃろう、と思う。
ただ、最近珍しく、メディア、というかアンケートの結果と自分の考えが一致している。期待するリーダーは、というと、僕も橋下徹市長を挙げる。