八百屋の恩返し | 美容師の独り言 Liebevoll

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アラフィフ美容師の呟き
身体を鍛えながら
気ままに生きてます。

緊急事態宣言が解除されても
まだまだ安心して生活したり
仕事をするには時間がかかりそうですね。
最近では夜酔っ払いながら電車に
乗っている人を良く見かけます。

お店をオープンして11年目ですが
今回のような経済危機はすでに
体験してました。

オープンして1年目
3.11の震災です。
当時外国人のお客様が多く
ご利用して下さっていたので
あの震災後の影響は大変なものでした。
何故なら、外国人のほとんどの方が
本帰国をされてしまったのです。

売上も含めていろんなことに
不安を覚えて仕事をしておりました。
もちろん被災地のそれとは
比べることはできないのですが
その時にすぐに行動したのが
まず家賃交渉でした。
結果は散々でした。
今回も良い気持ちをせずにいる中
お店の隣の八百屋さんから
相談をうけた。

隣の八百屋は卸の八百屋
だから普段店舗販売はしない。
レストランやホテルに卸していて
だから今回のコロナショックで
売上がかなり下がり悩んでいた。

家賃交渉をしてみたら?と伝えたら
大家の連絡先が分からないらしく

うちの店舗はビューティガレージ
隣は個人のオーナーさん。
たまたま以前に冠水の影響で
マンション1階が水に浸かった時に
知りあったので連絡先を知っていた。

隣の物件の良いのは驚きの更新料が無し。
とても良いオーナーさんだから
家賃交渉して貰えると思うよと伝えた。

結果は言うまでもなく
かなり勉強して貰えたそうな
わざわざ連絡先を教えた
それだけでキウイをいただいた。
八百屋の恩返し。
とても感謝された。

10年前に当時の不動産の担当者は
隣の八百屋をぞんざいに扱った事がある。
それを挽回することは難しくなかったが
不動産の担当者はどんな扱いをしたか
覚えてはいないだろう。

10年間の近所付き合いは
短いようで長い。