数学と科学と美容業 | 美容師の独り言 Liebevoll

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アラフィフ美容師の呟き
身体を鍛えながら
気ままに生きてます。

さて、実技の勉強会は
しばらくお休みして
ちょっとした理論の勉強をしました。

パーマがかかる仕組みは以前に
髪の知識でも紹介しましたが
美容師の皆さんは
薬剤選定、ロッド選定、巻きこむ長さ
どのように決めますか?

最近の薬剤には
ウェーブ効率が表記されてたりします

ウェーブ効率とは
これは、我輩がアシスタントの時から
( ̄□ ̄;)…随分前やな
言われていました。

意外と美容師さんでも
知らなかったりするので
結構びっくりしました
確かに感覚や経験でカバーできます。

美容師なら知っているべきかと
知っていて施術をするのと
しないのでは意味が違います。
一般のかたは
美容師にウェーブ効率知ってます?
などと聞いても良いかもしれません

さてさて
この時に使われるのは円周率など
これから美容師を目指すかた
数学も科学も大事!

ウェーブ効率の計算式
ロッドの直径÷ウェーブの直径x100
(フルウェーブを求めるとします)

例えば
20mmのロッドで
直径40mmのウェーブをだしたい
さて、ウェーブ効率は?

答え 50%

ではウェーブ効率50%の場合
その時に髪はどの位を巻きこむと
求めるウェーブになるのか
A.まず髪の長さ
40mmx3.14=120.56mm

B.巻きこむ度合いは何回転数?
20mmx3.14=60.28mm

A÷B=2

答え 2回転

これは、あくまで指数
髪の状態、質、巻き方など
さまざまなことがプラスされます
美容師は、経験でこれが
解っていますが

チオ系なのかシス系なのか
コスメを使用するのかは
もちろん髪の状態でかわります
この効率からロッド選定や
巻きこむ長さを再確認できるので
結構つかえますよ

是非、時間をみつけて
計算してみてください
パーマの場合
我輩は、頭の中で計算してます。
まぁ普通のことといえば普通

ちなみにウェーブ効率70%の薬剤が
あるとします
100÷70=1.42...
およそ1.5回転でフルウェーブです
と簡単に導きだせますね

参考までに

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