シリコン と シリコーンの違いと種類 | 美容師の独り言 Liebevoll

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アラフィフ美容師の呟き
身体を鍛えながら
気ままに生きてます。

メールで聞かれたので載せます。

おっぱいを大きくする豊胸など

そもそも我々が普段言っているシリコン

本来は『シリコーン』です。

食塩水のバックなどとは比べ物に

ならないくらい触感がいいそうです・・・・シラー

さておき

シリコン樹脂とかゴムとかオイルなどの

合成化合物がそれに当てはまります。

ではシリコンって????

シリコーン 『Silicone』 化合物

シリコン  『Silicon』 元素 珪素

なのです。スペルも違います。

しかしながらいつの間にか

シリコンシリコーン

となってしまいました。

美容師も悪いです・・・・すんません・・・しょぼん


毛嫌いしている方もいますが

乳液やクリームなどの油剤や界面活性剤、

ファンデや日焼け止めなどの皮膜剤、

粉体の処理剤・分散剤としてなど、

シリコーンの用途は いろいろです。

日焼け止めつかいますよねぇ???


シリコーン基本的に無害

食品の消泡剤、医療用皮膚再生パット や縫合の糸だったり。

美容形成ではシリコーンの長期使用に関して強皮症

自己免疫疾患の問題が取りざたされていますが

まだ明らかになっていないことです。

安全性が高く、撥水性・耐水性の強いシリコーンは、

汗が多い時や 強烈な紫外線の下で
過ごさないといけない時などは

頼もしいものですが皮膚を覆ってしまう という デメリットもあります。
シリコーン高配合の化粧品を 長時間

お肌に乗せておくのは避けておいたほうがいいかも知れません。


揮発してしまうものもあれば、撥水性のつよいものさまざまです。


いろいろな表記がありますので興味のある方は参考程度に


● ジメチルシリコーン類 (落としやすさ…×)
メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン
代表的なシリコーンオイルです。
撥水性・潤滑性に優れていますが、他の化粧品素材との溶解性に劣ります。
<表示名称> ジメチコン、オクタメチルトリシロキサン



● 環状シリコーン類 (落としやすさ…○)
デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン
環状構造のメチルポリシロキサン。揮発性があるので溶剤的に使用されることが多いです。
他の化粧品素材との溶解性は ジメチルシリコーン類より優れています。
<表示名称> シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、
シクロヘキサシロキサン、カプリリルメチコン




● メチルフェニルシリコーン類 (落としやすさ…○)
メチルフェニルポリシロキサン
メチル基の他にフェニル基を持つ ポリシロキサンです。
撥水性・潤滑性を持ちながら、他の化粧品素材との溶解性にも優れています。
<表示名称> ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチコン


トリメチルシロキシケイ酸 (落としやすさ…△)
トリメチルシロキシケイ酸を含有するメチルポリシロキサン。
環状シリコーンに溶解した状態で使用され、環状シリコーンの揮発後、

被膜(保護膜)を形成します。形成した被膜は、撥水性・潤滑性に優れています。
<表示名称> トリメチルシロキシケイ酸


● ポリエーテル変性シリコーン (落としやすさ…○)
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 、
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体

界面活性剤の構造を有するシリコーンオイルです。
自己乳化性 を有しますが、その程度はポリエーテルの種類や、付加率により異なります。
<表示名称> ジメチコンコポリオール、セチルジメチコンコポリオール


メチルハイドロジェンポリシロキサン (落としやすさ…×)
化粧品に使用される 白色及び有色顔料の表面処理に使用されるシリコーン。
顔料表面に焼き付け 定着させることにより 撥水性を付与することができ、

化粧持ちが改善されます。また粉体同士の凝集も防止することができます。
<表示名称> メチコン