メールで聞かれたので載せます。
おっぱいを大きくする豊胸など
そもそも我々が普段言っているシリコン
本来は『シリコーン』です。
食塩水のバックなどとは比べ物に
ならないくらい触感がいいそうです・・・・
さておき
シリコン樹脂とかゴムとかオイルなどの
合成化合物がそれに当てはまります。
ではシリコンって????
シリコーン 『Silicone』 化合物
シリコン 『Silicon』 元素 珪素
なのです。スペルも違います。
しかしながらいつの間にか
シリコン=シリコーン
となってしまいました。
美容師も悪いです・・・・すんません・・・
毛嫌いしている方もいますが
乳液やクリームなどの油剤や界面活性剤、
ファンデや日焼け止めなどの皮膜剤、
粉体の処理剤・分散剤としてなど、
シリコーンの用途は いろいろです。
日焼け止めつかいますよねぇ???
シリコーンは 基本的に無害
食品の消泡剤、医療用皮膚再生パット や縫合の糸だったり。
美容形成ではシリコーンの長期使用に関して強皮症
自己免疫疾患の問題が取りざたされていますが
まだ明らかになっていないことです。
安全性が高く、撥水性・耐水性の強いシリコーンは、
汗が多い時や 強烈な紫外線の下で
過ごさないといけない時などは
頼もしいものですが皮膚を覆ってしまう という デメリットもあります。
シリコーン高配合の化粧品を 長時間
お肌に乗せておくのは避けておいたほうがいいかも知れません。
揮発してしまうものもあれば、撥水性のつよいものさまざまです。
いろいろな表記がありますので興味のある方は参考程度に
● ジメチルシリコーン類 (落としやすさ…×)
メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン
代表的なシリコーンオイルです。
撥水性・潤滑性に優れていますが、他の化粧品素材との溶解性に劣ります。
<表示名称> ジメチコン、オクタメチルトリシロキサン
● 環状シリコーン類 (落としやすさ…○)
デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン
環状構造のメチルポリシロキサン。揮発性があるので溶剤的に使用されることが多いです。
他の化粧品素材との溶解性は ジメチルシリコーン類より優れています。
<表示名称> シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、
シクロヘキサシロキサン、カプリリルメチコン
● メチルフェニルシリコーン類 (落としやすさ…○)
メチルフェニルポリシロキサン
メチル基の他にフェニル基を持つ ポリシロキサンです。
撥水性・潤滑性を持ちながら、他の化粧品素材との溶解性にも優れています。
<表示名称> ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチコン
● トリメチルシロキシケイ酸 (落としやすさ…△)
トリメチルシロキシケイ酸を含有するメチルポリシロキサン。
環状シリコーンに溶解した状態で使用され、環状シリコーンの揮発後、
被膜(保護膜)を形成します。形成した被膜は、撥水性・潤滑性に優れています。
<表示名称> トリメチルシロキシケイ酸
● ポリエーテル変性シリコーン (落としやすさ…○)
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 、
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
界面活性剤の構造を有するシリコーンオイルです。
自己乳化性 を有しますが、その程度はポリエーテルの種類や、付加率により異なります。
<表示名称> ジメチコンコポリオール、セチルジメチコンコポリオール
● メチルハイドロジェンポリシロキサン (落としやすさ…×)
化粧品に使用される 白色及び有色顔料の表面処理に使用されるシリコーン。
顔料表面に焼き付け 定着させることにより 撥水性を付与することができ、
化粧持ちが改善されます。また粉体同士の凝集も防止することができます。
<表示名称> メチコン