フィギュアスケートの紀平選手が、トリプルアクセルの練習の際に「失敗だと思ったらわざと転倒する」と言っていましたが、それに近い感じ。少しでも違うと思ったら、徹底的に「違う」ということを刷り込んでいます。なんとなく力技でなんとかする、ということをしなくなりますね。
ほかの仕事でもそうですが、ある程度できるようになってくると逆に初歩的なミスをしがちです。慣れというものは怖いのですが、ならばミスをしないためのプロセスをきっちりと重ねることに慣れていけば良い。成長は一生できるものだと思います。
そんなわけで毎日をどう重ねるかにシビアになった結果、自然とスマホ離れ現象が。ちょうど先月はじめにこの本を読んでいたし、ちょうどよかったかも。
本谷有希子さんが描いたSNS狂騒曲。インスタやフェイスブックに振り回される大人たち、ネットショッピングに依存する主婦…スマホを片時もはなせはい現代人を不気味に書いた物語ですが、不気味も不気味、気持ち悪過ぎて読み終えた頃にはかえって爽快になるところが作者のすごいところ。SNSを駆使している人も、怖いものみたさで読んでみてほしいなあ。というか、使っている人じゃないとこの怖さはわからないかも。
今年は4年に一度の繁忙期で、4月まではブッキングしにくい状況ですが、ありがたいことに今月から歌う場が増えました。ライブは2月13日以降決めていませんが、4月を乗り越えたら本格的に入れていくつもりです。またお知らせをさせてください。
さて、1月もあと1週間。毎日一歩ずつ、大切に過ごしたいものです。