『かぎろいの島』【読書感想】~アタイの常識が通じねぇ~ | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 

本日はこちら。

系譜的には

「因習村」系。

島なので「因習島」。

 

『かぎろいの島』

上矢印

読みました。

 

 

 

 

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D41YGYZL

 

 

親も兄弟もいない

天涯孤独の

津雲。

 

出版した小説が

そこそこベストセラーになり

映画化の構想も出てきていた時。

 

今まで全く何の音沙汰もなかった親戚から

「小説読んだけど、

もしかして

あなたはウチの親戚では」

という連絡が来たやないのん。

 

津雲は

興味半分で

故郷の「陽炎島」に戻るが、

(かげろうお銀さんはいません)

その島では、

かつて自分たちの祖先が

殺戮した「異人」が

呪いに来るらしい、

と言う伝承が残されていた。

 

 

おまけに

よそ者とは断絶状態のその島は

一般社会とは全く違った常識が

まかり通っており…。

 

 

 

今回は

読書感想文の参考に

全くならない
ホラーミステリ小説です。

 

 

 

これで読書感想文を書くとしたら、

強いて言えば、

「人の持つ常識は

地域によって変わっていきはるんぇ」

「因習系が大ブームやで」

この辺りを

テーマにすると良いかも。

 

 

書かんでええ。

 

 

 

異人さんを虐殺して

金銀財宝を奪い取って、

「なんか呪われたみたいやから祀る」

みたいな~。

 

 

この「祀っときゃ何とかなる」思考、

ジャパニーズで好き。

 

 

ストーリーは

「なんでやねん」

な事柄が多くて、

「エブリスタ」感は強いです。

 

 

でも

文体はライトなので

するする一気読み。

文章読み慣れてなくても

あっさり読めるかと。

 

 

それなりのグロ描写もありますが、

グロより、

ねっちゃりした

粘着質な人間関係が

むっちゃ怖い…。

 

 

そして「アレ」もきもい。

 

 

アレしたら絶対双子が生まれるのか?

謎。

 

 

( ゚д゚)ハッ!

きっとザッタンに

遺伝子を

いじくられてはるんやわ。

そうやわ!

ザッタンて…、

どれほどの方が

「ああ、あのザッタン」って

わかってくれはるんやろえーん

 

 

話の展開には、

おまえか~~い!

やぱりおまえか~~い!

もありますよ。

(ちょっと読めるウインク

 

 

天涯孤独で人間嫌いなはずの

主人公が

のこのこ故郷に戻るのが

「ナンデ無気力?

なのですが、

BBAになると

「いろいろめんどい」

と思うようなことでも

若いうちは

興味が勝っちゃうこともあるんやろうな~。

 

 

多分先生は読んでないと思うので

そういう意味ではねらい目。

「アンタ何読んでるの」と

思われるかもですが。

何読もうが

アタイの勝手じゃろうが、

と言い張れるなら…。

そこまでして書かんでもええわ。

 

 

小学生お子様が読むのは

あんまりお勧めできません。

念のため。

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