シェラ・デ・コブレの幽霊(ネタバレ)~ナイトスクープのアレ~ | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ

 

 

●ネルソン…建築家でありお化け研究家

●ヘンリー…盲目の資産家

●ヴィヴィア…ヘンリーの妻

●パウリナ…ヘンリーんちの新しい家政婦

●フィンチ…ネルソンちの家政婦

 

「亡くなったオカンが電話かけてきよる」

ヘンリーは心労と恐怖でコワコワ。

 

 

妻のヴィヴィアは心霊研究家のネルソンに依頼をする。

 

 

ヘンリーの家、マンドール家の納骨堂を訪れるネルソンとヴィヴィア。

母のお棺の横にはなぜか繋がっている電話機が設置。

オカンのお棺の横に電話機置かんとって。

クソしょーもない洒落を思いつきながら(←この件嘘)調査をしていたら、

突風が吹いてきてヴィヴィアが「きぃやぁぁポーン」ってなっちゃった。

 

 

一旦外に出ようとした二人だが、

かばんを忘れたヴィヴィアが取りに戻ったらお化け出てきよった。

「きぃやぁぁぁぁ滝汗

 

 

オカンは「もしかしたら生きてるのに埋葬されるかもしれんから電話繋いどいて」と言い残したらしいが、

どう調査してもオカンは安らかに完全死昇天してたって言うじゃん。

 

 

謎の家政婦パウリナが

満を持して登場。

不気味さをマシマシしておるであります。

 

 

ヴィヴィアはネルソンの家に飾られてた

「シェラ・デ・コブレ」の教会の絵を発見。

実はそこはヴィヴィアの故郷にある教会で、

アメリカ人女教師が謎の死を遂げていた場所やってん。

 

 

パウリナはその時の関係者で

ネルソンがその事件の調査に来ていたことをを知ってはった。

 

 

「あの心霊事件も解決できひんかったのに、

今回もイッチョカミですかいな。

えらい自信のあるお方やなぁキメてる

と、厭味ったらしく言う言う。

 

 

「あの事件は、

心霊なんかとちゃいますわ!」

偉そうにネルソンが

言うた尻から怪奇現象。

 

 

この作品はホラーに寄りたいのかサスペンスに寄りたいのかどっちや?

戸惑うアタイ。

 

 

そしてパウリナもまた心霊現象に襲われる。

 

 

実は、パウリナとヴィヴィアは母娘。

パウリナはシェラ・デ・コプレの教会で

怪しげな薬を使って心霊現象を見せていたのだが

アメリカーンな女性には薬が効かず(もしかしてクスリ慣…何でもないです)

「もうちょっと、もうちょっと使うわ」

してるうちにシボンヌしちゃったわけさ。

 

 

つまり幽霊は亡くなったママ上ではなく

亡くなった先生。

 

 

ヴィヴィアは父親と共に母から逃げはったんよ。

チャンスを逃さず。

 

 

パウリナは真実を知ったネルソンをKILLしようとナイフを持ってくるが

現れた幽霊(女性教師)にKILLされてしまう。

 

 

いまだに薬剤を使いヴィヴィアを支配しようとする毒母・パウリナからやっと逃げられると思ったヴィヴィアも、

パウリナの霊に襲われて

運転をミスり崖から転落。

 

 

とてつもなく明るい音楽で

能天気に話は終わる。

 

 

でも転落した車はそのままの状態やで。

何とかせぇへんのか、チミたちぃ真顔

 

 

■おしまい 

 

 

 

  ■感想

 

 

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07G3JQJVZ

 

 

ナイトスクープで「むっちゃ怖い映画」として話題に上ったのがこれ。

投稿者さんは

テレビで放送されてるときに観た(多分)のでしょうが、

夜の九時ごろからやってるテレビでこれ観たら

小学生(当時の純朴な)なら、ビビると思うです。

 

 

さすがに

「こちとらホラー慣れしとるでよぉ」

な、すれっからしには

怖くはなかったです。

 

 

何せ技術が古いので

オバケがチープ。

 

 

だからこそ味わい深いのでございますよ。

 

 

死んだオカンが電話してくるという

オカルトタッチ。

当時としてはハイカラなデザインの瀟洒な豪邸。

相対するように古めかしい納骨堂。

 

 

美男美女がメインを張る中、

どっからどう見ても不気味やないかい!な家政婦パウリナ。

ヴィヴィアがパウリナを見て

「( ゚д゚)ハッ!」

ってするので

「こ二人は、何かゆかりのある関係なのか」と

予想着いちゃうのがアレですが、

不気味なだけなのかもしれんってくらいには不気味です。

 

 

超現実主義の家政婦さんフィンチがすごくいい味を出してます。

 

 

たんなるオカルトホラーではなく

サスペンスとしても面白いですよ。

 

 

この映画のテーマは。

女性教師→怨霊化

パウリナ→怨霊化

ヴィヴィア→怨霊化せず(ここから?)

怨霊大バーゲン。

きみも怨霊になってみないか?

上矢印

これ!

 

 

DVDの方は字幕が無いそうなので

お密のプライムで観ればいいと思う。

それにしても幻のこの作品を

拝むことが出来るとは、

お密、恐ろしい子!

ありがたいけど。

ポチスター

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村