エクソシスト 信じる者(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ

 

 

●ヴィクター…カメラマン

●アンジェラ…ヴィクターの娘

●キャサリン…アンジェラの友人

●アン…元修道女・現看護師

●クリス…リーガンの母

 

昔、まだアンジェラがお腹にいたころ。

ヴィクターは妻と旅行先で災害に巻き込まれました。

がれきの下敷きになった妻は救出されたものの

「お腹の子か奥さんか、

どちらかしか助けられない」

と言われてしまいます。

 

 

ヴィクターが選んだのは…。

 

 

13年後、あの時の赤ん坊・アンジェラはすくすくと育ちます。

でも母への思慕は募るばかり。

そらそうよ。

 

 

親友のキャサリンと、交霊術をすることで亡き母の言葉を聞こう、と森に入ります、

そのあと二人は行方不明に。

 

 

三日後救出されたものの

二人は様子がおかしくなっていました。

 

 

アンジェラは担当看護師(元修道女)のアンに

「おめーが堕胎したことは知ってんだよ、ケケケ」

と悪魔の声で言い放ちます。

 

 

ひぃぃ滝汗となったアンですが同じようにキャサリンも悪魔に取り憑かれたとしか思えないような行動を始めます。

 

 

ヴィクターはアンに提言され

かつて悪魔に取り憑かれた娘・リーガンのことを書籍にしたクリスに頼ることに。

 

 

クリスは少女たちに会いに来ますが

キャサリンに会った時、

十字架で目を突き刺されて戦線離脱。

お目ん玉注意報!

 

 

おまけに教会側はノータッチを貫きはるんです。

 

 

仕方なく知り合いばかりで

素人悪魔祓いをすることに。

 

 

ヴィクターや、キャサリンの両親。

アン。

近所の住民。

キャサリン一家と仲の良い牧師様。

医者(民間療法を知ってる)たちが、

みんなで寄ってたかって悪魔祓いをするよー。

 

 

長期戦なので途中休憩を入れたり(いいの?)。

 

 

悪魔はアンジェラかキャサリンかどちらかを選んだらそっちからは離れたる、と言うて来ます。

「悪魔の罠に引っかかってはいけない」

そう思いつつ、やはり子供は愛おしい。

 

 

教会上層部からは悪魔祓いをすることまかりならん、と言われていた神父様ですが、いてもたってもいられず協力することに。

でもすぐやられてシボンヌ。

 

 

キャサリンのパパ上は

ついに駆け引きに音を上げ

「キャサリンを選ぶ」

言うてしまいます。

 

 

悪魔はその言葉を待っていました。

ひねくれもの悪魔は、キャサリンを地獄に引き込みアンジェラを解放します。

 

 

通報を受けた警察がやって来て

生き残った皆さんは保護されました。

 

 

アンジェラとヴィクターも平和な日々を取り戻します。

 

 

ずっとリーガンを心配していたクリスは

家出して行方知れずになっていたリーガンと再会。

 

 

でもキャサリンにとっては最初から最後まで

ヒキが悪いというか、

とんだとばっちりなんちゃうん?

なんて気もしませんか、

皆様。

 

 

■おしまい 

 

 

 

  ■感想

 

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRYSQ332

 

 

神様を信じてる信仰深いキャサリン一家が貧乏くじを引き、

無神論者のヴィクターが勝利をつかみ取る。

信心深い方々は、どういう感想をお持ちになられたのでしょう。

あゝ無情。

海外でも宗教離れが進んでいるのか?と勘繰ってしまうストーリー。

 

 

神さんに頼ってもどないもならんのでしょうか。

ハラッタマキヨッタマキラキラ

 

 

可愛い娘ちゃん二人が悪魔に取り憑かれ

どんどん豹変していくのが、なかなか良かったです。

 

 

けっこう評判悪くて

期待値を下げて観たんですが、

面白かったですよ。

なんで評価悪いの?

 

 

娘ちゃんたちを救うため、

素人の皆さんが悪魔祓いをする、

ええんか?

と言う斬新な発想です。

 

 

どうもヴィクターはあの事故の時

妻とお腹の子供、

どちらを助けるかで妻を選んだようなのです。

それがちょっと罪悪感。

 

 

せやけど。

「そんな急にどっちか選べ言われても選べるかい」

ってハワワワして「つ、ツマァ無気力」って言ってしまったんだろうに、

そんなことねちねち掘り返して

性根のくさった悪魔よ。

悪魔だから当然か。

 

 

結局娘が生き残ったんだから結果オーライじゃん、

…とも割り切れないヴィクターの気持ち、わかりますよ。

 

 

キャサリンパパ上も悪魔の罠だとはわかっていても苦しむ我が子を救いたくて「娘助けて」って言うてしまったんだろうし。

キャサリン以外の誰もパパ上を責めることはできないと思います。

 

 

むしろ地獄に連れていかれたキャサリンは

パパだけではなく

関わった人たち全てを恨んで怨霊になってもいいのでは?

カコガガガガガ、キャサ子爆誕。

 

 

メリン神父やカラス神父がいない今。

役に立たない神父様のことはポイして、

ここは『ヴァチカンのエクソシスト』のアモルト神父や、

何なら物部さんハートを召喚して悪魔と戦わせてあげてーって思いました。

 

 

『エクソシスト』(初代)の正統な続編だそうで。

クリスママ上が出オチなのは年齢も考慮されたのかなとか、

リーガンがまた出てきてくれて嬉しいとか、

そういう部分でも楽しめましたよ。

 

 

初代至上主義者には楽しくないと思います。

かと言って初代を観ていない人には

いろんな小ネタがわからない、

そういう不親切なところ低評価なのかしらん。

超絶有名作なんだから

初代は観ておいてー。

 

 

悪魔ものは個人的に怖くないのですよ。

今回も怖いというより

究極の選択肢を提示された人間の愚かさや悲しみや情や業がヒシヒシ伝わって来て、

少し悲しくなりました。

 

 

どちらも連れていかれず…が最善だったのでしょうが、

アンジェラが残ったことが良かったと受け止めるべきなのか。

無理やろ…真顔アセアセ

 

 

この映画のテーマは。

悪魔は

心の隙を突く。

上矢印

これ!

 

 

亡くなったママ上が旅行先でお祓いしてもらったのがいっちゃん「こうかはばつぐんだ」してたのね。

有名な首がぐるんシーンもあります。

お前がやるんかい!ですが。

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